ホクト(株)に
聞いてみた!

〈後編〉「食べる・たいせつフェスティバル」に行ってみた

▼ 目次

こんにちは!コープさっぽろ学生レポーターの川井と山本です。コープさっぽろの食育イベント「食べる・たいせつフェスティバル」苫小牧会場の様子を『〈前編〉「食べる・たいせつフェスティバル」に行ってみた』の記事でご紹介しましたが、食育についてもっと深く知りたくなった私たち。

そこで今回は、食べる・たいせつフェスティバルに出展されていたホクト株式会社に、後日改めて取材させていただきました!
ホクト株式会社のブースではきのこを直接触ったり匂いを嗅いだり、持ち帰って食べられるなど、食育と深く関わった体験ができるのが印象的でした。体験プログラムを企画する際に工夫されている点などを聞いてきましたよ!

詳しく知りたい!ホクト株式会社にインタビュー

ホクト株式会社様は元々、食品包装資材の販売を目的に設立。
その後独自の観点から、栽培きのこの生産、品質向上のため、きのこ栽培資材・機械の開発などを行っているそうです。

そして今回お話を伺ったのが、島さんと山神さんのお二人。

島 雅彦(しま・まさひこ)さん 営業担当

山神 綾花(やまがみ・あやか)さん メディア・営業担当

―――食べフェスの出展内容はこれまでの内容と比べて変わった点などはありましたか?もし反省点などもあればお聞かせください。

山神さん

出展自体はずっとしていて、今やっている内容は、去年から少し変更しています。昔は親子できのこを包丁で切る体験も行っていました。親子だと参加人数にどうしても限りがあったり包丁の扱いに気をつけなくてはいけないので少しずつ内容の変更はしています。手の消毒は絶対してもらって、きのこはギリギリまで冷蔵するようにしています。

時間内に体験を収めることが難しいんですよね。早く終わっちゃった子が飽きないように次の一手を考えておくともっと良かったのかなと思いました。
毎回、次への新しい内容考えないと!と、毎年意味のあるものになるように試行錯誤しています。

―――「食べる・たいせつフェスティバル」についてどう思いますか?また、初めて食べフェスについて知った時(出展の話が来た時など)どう思いましたか?

山神さん

純粋に楽しそうだなと思いました。私も小さい頃に行ってみたかったなとうらやましくも感じましたね。

―――体験ブースでは、エリンギを家に持って帰れるようにしていたのが、食育を考えるうえで、イベントだけで終わらせずに食べるところまで体験してほしいという意図が感じられてとても素敵だなと感じました。この持ち帰りシステムの意図とは?また、持ち帰りセットに入っていたレシピは何種類かあるのでしょうか?

山神さん

きのこを持ち帰り、食べるまでが食育だと思っています。親子で話すきっかけにしたり、作り手側を体験することできのこに愛着をもってほしいです。

会社にいくつものきのこレシピがあるので、毎回少しずつ変えています。おいしそう・子どもが簡単に作れそう・使う調味料が少ないものなどの観点から決めています。

―――きのこについて調べてみたところ、豊富なミネラルや食物繊維を含んでいて、かつ生活習慣病予防に役立つなど、さまざまなメリットがあると思います。ホクトさんのきのこの一番の魅力はなんですか?

山神さん

ホクトのきのこの一番の魅力は品質、そしておいしさです。ホクトは生産から販売まで一貫して作っているため、お客様から「こうしてほしい」という要望などがあったら、すぐに改善できるのが特長です。
最近はカットしてあるきのこも多く、価格も安定して買えます。たくさん買った場合には冷凍することも可能ですし、複数種類のきのこを使うことで、お料理がよりおいしくなります。
メーカーとして目の前だけを見るのではなく、未来の消費者に向けて知ってもらう。そして将来的に買ってもらえたらうれしいなと思います。

―――今回食べフェスに参加して、食育というテーマひとつにおいても、企業それぞれアプローチの仕方が多岐に渡ると感じました。ホクトさんにとって、「食育」とは何ですか?

島さん

きのこで健康を届けることです。
おいしい食べ方や保存方法などや栄養が詰まっていることを知ってもらい、きのこをたくさんの人々に食べてほしいです。きのこのおいしさを知ってもらい、結果的にホクトのことも好きになってもらうことが目標です。

ホクト株式会社さんの取材を終えて

川井

食べフェスで、ホクトのブースがお子様の目線に立って考えられているなと感じたのは、社員の方々が裏側でたくさん試行錯誤して企画を考えたり、何十件も食育を教えるお仕事をこなしているからなんだなと思いました。お話の節々にすごくきのこへの愛が感じられて良かったです。

山本

きのこで健康を届けたい。その強い思いが、心に残る素敵な体験を創り出しているのだなと感じました。食育のためのたくさんの努力や、きのこへの深い愛情は、きっと体験に参加した子供たちにも届いたに違いありません。きのこの魅力をたくさん知ることができて、ますますきのこが大好きになりました。

あらためて知った、食育の大切さ

取材前は、食育とは何なのかを具体的には理解できていなかった私たち。今回はその疑問をもとに答えを導き出すべく「食べる・たいせつフェスティバル」を見学させていただきました。

会場に足を運ぶと、小さなお子さんでもわかりやすく、そして楽しんで勉強ができる体験がたくさん用意されていました。バランスよく食べること、同じ食材でもこういう工夫をすると効率的に栄養を取れるなど、食に関する知識は本当に数多く存在します。

食育でまず大切なのは、純粋に食を楽しむこと。栄養をたくさんとる、いろんな種類の食べ物をバランス良く食べる、産地を気にしてみるなど、工夫の仕方はたくさんあります。
新しく試してみてちょっとでも「この食材を組み合わせた方がより栄養取れるかも」「この時期のこの野菜ってこんなにおいしいんだ。また食べてみよう」など、気づきや学びが得られたのなら、それはあなたにとっての大切な食育です。そして、「こうやって親が買い物に行ってくれているから僕たちはご飯を食べられているんだな」と、そんな気づきを得られたのなら、それも食育。

小さなお子さんだけでなく20代や30代、それ以上の方も、楽しみながら食や暮らしと向き合って行けたらこれからの人生がより健やかで豊かなものになるのではないでしょうか。

最後になりますが、コープさっぽろの「食べる・たいせつフェスティバル」苫小牧会場の運営に関わっていた皆様、後日取材を受けてくださったホクト株式会社のお二方、ご協力本当にありがとうございました!

〈関連リンク〉
▼食べる・たいせつフェスティバル公式サイト
https://tabefes.sapporo.coop
▼ホクト株式会社
https://www.hokto-kinoko.co.jp

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