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学生と企業をつなぐ「合同企業インターンシップ」の秘密を解明!

▼ 目次

善は急げ!インターンシップへのお誘い

ある日、会社に行くと、学生レポーター同期の理恵がなにやら落ち込んでいる様子…。

彩奈

どうしたの!? なにかあった??

理恵

就活が憂鬱で…。なにから始めればいいのかわかんなくて困っていたの。

彩奈

そうだよね〜。とりあえず、インターンシップに参加してみるといいんじゃない?

理恵

インターンシップかぁ…。でもなにをするところなの?

彩奈

じゃあ実際に行ってみようよ!

理恵

うわぁぁぁぁえ、今から!?

申し遅れました。私たちは、学生レポーターの川井彩奈と(写真右)と山本理恵(写真左)です。大学3年生になり、そろそろ就職活動を始めなければいけない私たち。就職活動をする上で、必ず耳に入ってくるのが「インターンシップ」。

これから就活が待っている大学1〜3年生のみなさん!インターンシップに参加したことはありますか?
インターンシップとは、学生が就業前に企業などで「就業体験」をすることです。実際に企業で働いている人から直接お話を伺ったり、仕事を体験することで自分の将来について考えたりすることができる場です。大体大学3年生の夏〜大学4年生の間で行く人が多く、早い人では1、2年生のうちから行く人もいます。

コープさっぽろでは、「コ―プさっぽろ」「サツドラホールディングス株式会社(以下サツドラ)」「ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社(以下ユニリーバ)」の3社合同でインターンシップを行っています。「どんなことをするの?」「なにを学べるの?」「合同で行う良さってなんだろう?」気になることがたくさんあります。その秘密を解き明かすべく、3社合同インターンシップに潜入してみることにしました!

早速潜入!

というわけで2人でインターンシップ会場である、サツドラ本社にやってきました!
今回行われるのは、対面の1dayインターンシップ。
「コ―プさっぽろ」「サツドラ」「ユニリーバ」の3社がそれそれの魅力を伝えます。

さっそく会場に入ってみると、6つのテーブルに分かれて、参加者がそれぞれ指定された席に着席していました。
緊張した面持ちの人や、もうすでに同じテーブルの人と挨拶を交わしている人もいます。

緊張感が伝わってきますね…!

今回のインターンシップは対面で行う、3社合同の業界研究会です。初対面同士でもすぐに打ち解けられるようなちょっとしたミニゲームやグループワークなど盛りだくさんの内容となっています!
そこで本日の1dayインターンシップの内容を、さっそくご紹介していきます!

インターンシップの一日の流れ

①13:00~採用担当者の自己紹介

まずは企業それぞれの採用担当者の簡単な自己紹介から。こういった場で一気にいろんな企業の採用担当者から直接話を聞くことができるのはなかなか貴重です。

出身から趣味、経歴などをそれぞれ話されていました!

会社にはどんな人たちがいるのか、会社に入ってからの昇進していく流れなどを知ることができるのもいいですよね。

②13:05~ドキドキの自己紹介

みなさん初対面同士で緊張もある中、次に行われたのは参加者の自己紹介。今日一日をともに過ごす同じテーブルのメンバーと打ち解けるための最初の一歩です。

ここで出されたルールは3つ。
①始まりと終わりは拍手で盛り上げる
②「実は〜」から始める
③24時間以内にあったありがたいことを共有する

自己紹介って緊張しますよね...!

一人ひとり自己紹介をして、会場に溢れるたくさんの笑顔。徐々にみんなの緊張もほどけてきたようです!自己紹介が終わるころには、会場はすっかり楽しい雰囲気に包まれていました。

彩奈

「実は〜」から始めるってなかなかの難易度だと思いますが、みなさんきちんと使って話せていたのがすごいと思いました!

理恵

いくつになっても自己紹介って緊張しますよね。でも、自分のことを言語化する力は、就職活動において絶対に必要なものなので、就活で役立つと思います。

③13:15〜 インターンシップってなにするの?「インターンシップ目的説明」

そんな雰囲気のなかで、今回のインターンシップの目的が共有されました。

今日のゴールは、「小売業の仕事&魅力を知ること」。コープさっぽろ、サツドラ、ユニリーバという3社それぞれの魅力を一気に知れる本インターンシップならではのゴールですね。

④13:30〜自己肯定感を上げる3つのゲーム!ユニリーバ企業説明+アイスブレイク

アイスブレイクに入る前にユニリーバの企業説明がありました。
その説明をしてくださるのは入社6年目・ユニリーバで店頭に設置するPOPなどの販促物作成や、キャンペーンを実施することで売上UPを目指すお仕事をされている亀田さん。

ユニリーバ・ジャパンは世界最大級の消費財メーカー、ユニリーバの日本法人として設立され、以来約60年にわたり、日本の消費者の皆さまにラックス、ダヴ、クリアなどのブランドをお届けしている企業です。
いくつかのクイズも交え楽しみながら、ユニリーバを知ることができました。

次は、アイスブレイクの時間。みなさんはアイスブレイクという言葉をご存じでしょうか?

アイスブレイクとは初対面同士の緊張をほぐすため、本題に入る前にするミニゲームやアクティビティのこと。
※“アイスブレイク” のアイスは「緊張感のある空気=氷(Ice)」、「その雰囲気を砕く=break」という意味があります。

今回は、ユニリーバ独自の3つのアイスブレイクを行います。

アイスブレイク①「わたしを見つけて」

まず初めに、紙に自分の外見的特徴を3つ書いてシャッフルして参加者に配り、それぞれに書いた相手を見つけるというゲームからスタート。

自分の外見的特徴ってなんだろう…?

みんなあちこちに散って、紙に書かれた特徴にぴったりと当てはまる人を探し始めます。見つけた!と言って駆け寄るなど、初対面とは思えないほど活発に動いています。

この特徴に当てはまる人は誰だろう?

紙だけ見てその人の印象を頭に思い浮かべてみて、実際に見るとちょっとイメージと違っていたり、あるいは想像通りだったりと、面白いなと思います。
自分と向き合うきっかけになりそうです。

彩奈

改めて自分の特徴を書くのは難しさがありますが、初対面同士でやってみるからこその面白さがありますね。

理恵

自分の特徴を考えて文字に起こす機会はあまりないからこそ、自分を客観視できるきっかけを得られる素敵なゲームですね。

アイスブレイク②「わたしのロールモデル」

自分が人生で尊敬している人(ロールモデル)の内面が素晴らしい事を共有し、周りから見てどんな点が素晴らしいと思われるのかを知るアクティビティ。

このゲームは、今日一番の大盛り上がり!共感の声と一緒に、みんなが連なって楽しげに走ります。

みんな楽しそう~!

ほとんどの人が外見のことではなく内面のことを言っていたのが印象的でした。
若い年代の人だと特に自分の外見を気にしてしまう場面は多くあると思います。しかし、大切なのは見た目ではなく、「誰に対しても優しくできるところ」「いつも前向きに行動できるところ」など、人間の根底にある一番大切なところって、やっぱり内面なんですね。

アイスブレイク③「聞いて、わたしのお気に入り」

紙に自分の好きなところを8個書き、「パクパク」と言いながら歩いて、出会った相手に書いた内容を伝えます。他の人の前で自分について肯定的な事を言う練習を通して、自分に対する自信を高めるアクティビティです。

パクパク〜と言いながら楽しそうに交流中!

相手が言った言葉に共感する姿がたくさん見られて、優しさを感じました。

彩奈

日本人は特に自己肯定感が低いと言われることがよくあります。でも、このゲームは、自分のことを認めてあげる練習にもなるので、自信を持って生活もできますし、就職活動においての自己分析にも役立ちそうです。

理恵

自分を周りと比較して落ち込むことって、誰だって一度はあると思います。でも、自分にしかない良さに目を向けて、自分を認めてあげることが大切だと気付かされました。

⑤14:50〜教えて企業さん!業界研究

今度はコープさっぽろ・サツドラの2つの企業の基本情報を知ることができる時間。

コープさっぽろは「北海道に貢献する」「問題解決型組織」を目指している、組合員200万人にもなる”生活協同組合”という組織です。宅配システムトドックや子育て支援など、組合員のための多くの事業活動を行っています。

サツドラは「地域の生活総合グループ」への進化を目指す、「地域をつなぎ、日本を未来へ。」をコンセプトとしている企業です。ドラッグストアを中心としたコミュニティを生み出し、地域課題の解決につなげたいという思いのもと、日々進化し続けています。

このように一気に何社も説明を聞くことができるのが合同企業インターンシップならではの貴重な機会だと思います。

みんな真剣に話を聞いています。

1つの企業が目当てだったとしても、ほかの企業の良さを知って、こちらの企業もいいかも…!と新たな魅力に気づくこともあるかもしれません。

今後就活を進めていくにあたって将来の自分の姿を想像して、「この会社に入ったらこんなことができるかな」「こういう人と一緒に仕事できるのか…!」と想像しやすくなるかもしれませんね。

⑥15:50〜子どもの未来を考えよう!ワークショップ

いよいよ、ワークショップの時間です。

ワークショップのテーマは、「コープさっぽろ・サツドラ・ユニリーバの3社が北海道に住む子どもたちの未来のためにできる『共同事業』をつくる」です。
相談時間は60分、発表時間は3分です。

<ポイント>
・各社の大事にしているキーワードから連想
・既存事業、新規事業は問わない
・パソコン、スマホは自由に使用し、調べてOK
・発表の仕方も自由

6つのグループがそれぞれ一つのお題に対して考え、ブレインストーミングという方法(※短い時間で新しいアイデアを出すために自由に発言して考える「集団発想法」)で話し合いを行います。

どのグループも、積極的な話し合いが行われています!

各々でノートにまとめたり、紙に書き出したり。

初対面とは思えないほど一人ひとりが積極的に発言をしてしっかり話し合いをしている姿が印象的でした。こういった初対面の人と一つのことについて話し合う経験は今後役に立ちそうですよね。

この難しいお題を1時間という短い時間のなかで考えるのは、とても大変に違いありません。
けれども、お互いに意見を出し合って新たな発想を作っていく力は、社会人として必要だと思うので、とても有意義な時間だなと感じます!

⑦17:45〜人生の大先輩に聞いてみよう!座談会

各テーブルを社員がまわり、就活の不安なことなどを相談できる座談会です。

やはり初めての就活には不安はつきもの。採用担当者が就活時代にしていたことや、新入社員がする業務内容など、それぞれ不安なことを相談していました。

取材している立場ですが聞いているだけでもすごく勉強になりそうな話がいろいろと聞こえてきて、私も相談したかったです…!

詳しく知りたい!採用担当者にインタビュー

みんなが楽しめるゲームや、真剣に話し合うワークショップなど、内容が盛りだくさんの3社合同説明会。インターンシップを合同で行う理由や、行う上で大切にしていることはなんだろう?

気になった私たちは、これまでも合同インターンを長年行ってきた2社の担当者に話を聞きました。

サツドラ 採用担当 野村 輝侑さん 

コープさっぽろ 採用担当 岩本 貴男さん

Q. 色々な企業とコラボしてインターンシップを行うのはなぜですか?

岩本さん

小売業に興味を持つ人を増やしたいためです。何社も同時に行う方がいい面が見えやすいと考えました。

Q. 合同インターンシップを行う上で大切にしていることはなんですか?

岩本さん

似た目標を掲げている会社同士のつながりを大切にして、それが伝わるようなインターンにすることです。

Q. 学生と接する上で意識していることはなんですか?

野村さん

学生の考えに耳を傾け、愛情を向けることです。会社のファンになってもらえるような行動や発言を心掛けたり、隙間時間の雑談を大切にしています。

Q. 選考に有利な影響を与える資格はありますか?

野村さん

資格は特にありません!なにを目標にして行動してきたのか、その過程がとても大切です。

学生さんにインタビューしてみた!

では、実際に参加している学生さんは、インターンシップについてどう考えているんだろう?参加者と同世代の私たちが、気になったことを学生さんにいろいろインタビューさせていただきました!

 

Q. 参加を決めた理由はなんですか?

  • 合同企業説明会に参加した際、コープさっぽろの話を聞き興味が湧いたからです。(Aさん 大学3年生)

Q. インターンシップに求めるものはなんですか?

  • 会社の雰囲気や仕事内容を具体的にイメージできることです。(Aさん 大学3年生)
  • ゲーム性があって楽しく参加することができることです。(Cさん 大学3年生)

Q. インターンシップに参加する上で大切にしていることはなんですか?

  • 企業によって雰囲気が異なるため、自分がどうなりたいかを常に考えることです。(Aさん 大学3年生)
  • いろんな1dayのインターンに参加してとにかくいろんな企業を知ることです。(Bさん 大学3年生)
  • 働いている方々の姿を自分と照らし合わせることです。(Cさん 大学3年生)

Q. 就職活動に対して不安などはありますか?

  • 不安を解消するために、まずは説明会にとにかくたくさん参加しています。(Aさん 大学3年生)
  • あります。自分がどの道に進むか全く予想がつかなくて不安です。(Cさん 大学3年生)

Q. 就活の話を周りの友達とすることはありますか?

  • 大学で行われている就活の授業に友達と参加しています。みんなさまざまなインターンシップに参加しています。(Aさん 大学3年生)
  • あります。みんなインターンシップにたくさん参加していて、情報交換もしています。(Bさん 大学3年生)

Q. 今回のインターンシップを通してどうでしたか?

  • 自分の考えをアウトプットすることができて楽しかったです。自分を知れる、とても良い経験ばかりでした。(Aさん 大学3年生)
  • 考えを出したりまとめるのが大変だったけど楽しかったです。(Bさん 大学3年生)
  • 企業が北海道の課題を克服するためにいろいろなことをしていることが知れて勉強になりました。(Cさん 大学3年生)

取材を終えて

コープさっぽろの合同企業インターンシップ。その内容や就活担当者への取材、そして実際に参加した学生さんの生の声をご紹介してきました。

会社へのファーストコンタクトとして、お互いに知ることができる良い機会ですよね。「就活何から始めたらいいか分からない…!」「自分に適した職ってなんだろう?」と迷っている方は、まず合同企業説明会に参加して、複数の企業を知ることから始めるのも一つの手かと思います。

今回参加してみて見えてきたメリットはこのような感じです。

・対面なのでより会社の雰囲気や仕事内容を理解しやすい!
(直接質問もできる)
・実際に足を運ぶことで自分の印象を残すことができる。
・将来や自分自身と向き合うきっかけになる。

就職活動を満足のいくものにするためには、志望する企業に対する理解を深め、自分に合っているかを見極めることが大切です。コープさっぽろの合同企業インターンシップは企業で実際に働く人々のリアルな声を知ることができるので、自分と照らし合わせて考えることができる有意義な場になること間違いなしです。

彩奈

最初3社合同のインターンシップってどんな感じなんだろう…?と思っていましたが、実際に取材させていただいてそれぞれの会社の良さを1日で一気に知ることができたり、会社さん同士で会話しているところを見て雰囲気を知ることができたり、ちょっとしたミニゲームを通して交流できたりと良いことだらけの濃い時間でした。
自分自身の就活のこともすごく考えさせられたので、私も視野を広げていろんな会社を見ると同時に、自分自身ともしっかり向き合っていきたいと思いました。

理恵

取材者として潜入させていただいたインターンシップでしたが、自分自身も大学3年生で就活目前のため、心ではいち学生として参加させていただいてました。学生さんの意欲的な姿勢に刺激をもらうと同時に、ワークショップなど高度なことを積極的に話し合っている様子に、私だったらできそうもない…と焦りも感じました。
この取材を通して、インターンシップの大切さを学んだので、自分も積極的に色んなインターンシップに参加していきたいと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!就活目前のみなさん、不安なことも多いかと思いますが、この記事を読んで少しでもみなさんの行動するきっかけになったら幸いです。

<関連リンク>
▼コープさっぽろ 採用サイト
https://newgraduate.sapporo.coop/
▼サツドラホールディングス 採用サイト
https://satudora-hd.co.jp/recruit/shinsotsu/
▼ユニリーバ・ジャパン 公式サイト
https://www.unilever.co.jp/

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コープさっぽろの取り組みは、組合員さんのご利用や参加によって「北海道の暮らしを豊かにすること」につながっています。取り組みは組合員さんならどなたでも参加でき、日常を通して気軽に参加できるものもあります。コープサイクルでたくさんご紹介していきますので、ぜひその他の記事もご覧ください。

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