「 畑でレストラン 2023 」参加申込み受付中!〜「おいしい」でつながる生産者と料理人〜

▼ 目次

こんにちは、コープサイクル編集部です。
なが〜い北海道の冬がようやく終わり、気持ちのいい季節がやってきました!生き生きとした草花と、カラッとした風と、果てしない大空と、広い大地と…思わず松山千春さんの名曲を口ずさみたくなってきますね。

寒さと雪に悩まされる北海道民にとって、春を迎えたときの開放感はひとしお。豊かな自然も相まって、反動のように外でのレジャーを楽しみたくなってしまいます。だって、やりたいことばかりじゃないですか??
お花見もしたいし、ドライブもしたいし、キャンプにも行きたいし、畑の中でコース料理も食べたいし…

大自然に囲まれた畑の中で、
人気シェフが作ったコース料理を…

食べたーーーい!!!!

え、そんなことできるの?という声が聞こえた気がしましたが…できるんです!!!6月〜9月に開催されるイベントで!その名は「畑でレストラン」。なんてド直球なネーミング!!
コープさっぽろが主催するこのイベントは今まさに申込み受付中ということなので、気になる方はぜひCheck it out!

畑でレストランってなに?

【畑でレストランとは】
”風を感じながら、楽しもう”をコンセプトに「コープさっぽろ農業賞」を受賞した生産者さんの畑に、1日限りの「ランチレストラン」を開店。絶景のロケーションの中で、北海道で活躍する人気シェフが畑の野菜を使って、スペシャルランチコースをご提供します。ランチの前には、その食材が採れた畑を生産者さんと一緒に歩くファームツアーを実施。北海道農業を支える生産者やシェフの思いを知り、北海道の食の豊かさを感じることができるイベントです。

北海道内の生産者さんの畑を会場に、まるでレストランのように食事を楽しむのが「畑でレストラン」。なんて分かりやすのでしょう。生産者さんは「コープさっぽろ農業賞」を受賞している方たちなので、こだわりを持って真摯に農業に取り組んでいたり、ユニークな取り組みをしている方が多いのも特徴。
ただ見晴らしのいいロケーションだというだけでなく、野菜づくりのこだわりなんかも聞きながら実際に味わうことができるなんて…想像しただけで最高ですよね…。

でもそんなイベント、生産者や料理人の方たちはどんな想いで参加しているのでしょう?きっと大変な苦労があるのでは…なんて想像をしながら、これまで参加された方たちにお話をうかがってきました!今から開催が待ちきれませんが、このインタビューを読んだらさらに期待が膨らむこと間違いなし!?

生産者インタビュー【アンビシャスファーム】

と、いうことでやってきたのは江別市にあるアンビシャスファームさん!のどかな風景の中で、お話をうかがったのは代表の柏村さんです。

柏村章夫 かしわむら・あきおさん
Ambitious Farm株式会社の代表取締役。山口県出身。
穀物商社での勤務、2年間の農業研修を経て、2014年にアンビシャスファームを共同創業。
50品目・100品種を超えるさまざまな作物を育てる「少量多品種」の農法が特徴。
江別のフィールドで、農業の価値を高めるような取り組みを行っている。

ーーー参加する前の柏村さんにとって、畑でレストランはどんな存在でしたか?

夢のような場だと感じていました。「次世代が魅力を感じる農業を」という想いでやってきた自分にとっては、憧れの対象でしたね。知り合いの農家さんから初めて話を聞いてから、いいなあと指をくわえて見ていました(笑)。
そこからどうやら「コープさっぽろ農業賞」を受賞した生産者のところで開催しているようだと知って、まずは農業賞を目指すところから取り組んでいきました。

ーーー実際に開催してみていかがでしたか?

本当に、夢のような時間でしたね。すべての瞬間がスローモーションに感じたくらいです。採れたてを食べて、おいしい!とみなさんに言ってもらえるなんて、こんなにうれしいことはありません。その喜びをアンビシャスファームのスタッフと分かち合えたことも本当に良かったです。
そしてなにより料理がおいしかった。シェフに調理いただいて、これって本当にうちの野菜だよね?と思ってしまったほど(笑)。これまで想像していなかった使い方なども発見させてもらい、大きな経験になりました。

当日はビニールハウスの中を会場に開催

春先には野菜の苗が育てられている場所です

ーーー「次世代が魅力を感じるような農業を」とはどんなものなのでしょう?

私たちが普段向き合うのは野菜ですが、あくまで「人に求められるものを作りたい、届けたい」という軸を大切にしています。アンビシャスファームの特徴である「少量多品種」の生産方針もそうですし、2012年から始めた「ふたりのマルシェ」の取り組みもそう。コロナ禍では朝採り野菜の配送も始めましたが、これも皆さんに生産者として何か貢献できることはないかと考えてスタートさせました。
野菜は鮮度が大切なので、新鮮な状態で食べてもらう。そしてお客さんの反応を聞いて、またその声を農業に生かしていく。そんな仕組みや関係性を大切にしていますね。

10年後のビジョンを描いたイラスト

ーーーこれからのビジョンについて教えてください!

実は以前に描いてもらったイラストがあるんです。私は「働く人たちがそれぞれに、やりたいことが実現できている状態」がアンビシャスファームの理想だと思っているのですが、それを表現したものですね。ぎゅっとまとめて描いているのでテーマパークのように見えますが、マルシェがあったり、ビール工房があったり、体験農業をする場所があったり…あくまでこんな機能を持っていきたいという理想を集めたものです。今作り変えるとまた新しい姿になるかも知れませんが、少しずつここに近づいているという実感はあります。
このイラストの中にはもちろんレストランもあるので…今年の「畑でレストラン」の開催も楽しみですね。

最後に収穫を行った「金美人参」は強い甘みが特徴

料理人インタビュー【RICCI cucina ITALIANA(リッチ クッチーナ イタリアーナ)】

続いてやってきたのは、札幌市中央区の人気イタリアン「RICCI cucina ITALIANA(リッチ クッチーナ イタリアーナ)」。柏村さんが驚いたと言っていた料理は、こちらの川崎シェフが手掛けたものなんです!どんな風に当日の料理を考えたのか?川崎シェフは畑でレストランをどんな風に考えているのか?などなど、お話をうかがいました!

川崎律司 かわさき・りつじさん
株式会社オフィスリッチ代表。京都府生まれ、札幌育ち。
大学卒業後に体育の臨時講師となるも、一念発起しイタリアへ料理修行に。
2005年札幌市北区に現在の前身となる「RICCI italiano」を開業。
2011年に現在の「RICCI cucina ITALIANA」とし移転OPEN。
食材にもこだわった本格イタリアンに、ランチ・ディナーともに多くの人で賑わう。

ーーー畑でレストランに参加したきっかけは?

コープさっぽろさんに声をかけてもらったのが始まりですね。大変だと思わなかったのか?と聞かれることもありますが、以前にケータリングの提供を行っていたこともあるので、「やるやる!」という感じでした。

ーーー実際に参加されてどうでしたか?

もう何度も参加していますが、畑でレストランは自分にとって毎年楽しみなイベントです。キッチンを完備したトラックがあるので普段の厨房と同じように調理できますし、なによりロケーションが素晴らしいので、その中で料理を食べてもらうというだけでも気持ちいいですよね。
自分たちの料理を生産者さんに食べてもらえる機会も多くないので、実際に手をかけている方たちに食べてもらえるのもうれしいところです。

様々なサイズのグラス。道産ワインなどを幅広く提供している。

厨房での表情は真剣そのもの

ーーー昨年アンビシャスファームで開催したときは、どのようにメニューを決めたのですか?

その時に採れるもの、旬のものなどもあるので、まずアンビシャスファームさんと相談しました。その中でトウモロコシをおいしく味わえるものにしようとか、ジャガイモの品種ごとに魅力を感じられるものにしようなどと考えていきましたね。
アンビシャスファームのことは以前から気になっていて、小規模で多品種を作る、料理人からすると有り難い存在だなと思っていましたね。店頭でも「また変わったの作ってるな」と感じたり、パッケージもかわいいので輝いて見えていたんですよね。そんな中でお声がけがあったので、ぜひ!という想いでした。最近も珍しい根セロリがあったのでたくさん仕入れさせてもらいました(笑)。

ーーー生産者さんのことをよく気にされているのですね。

さまざまな生産者さんから食材を仕入れているので、当然気にしていますよ。一次産業に携わる人が年々少なくなっているという実感もあるので、飲食店の立場でなにができるかというのは考えますね。
時間をかけて作られたものを必要以上に安く買う必要はないし、コミュニケーションを取りながら生産者さんに負担のない形で注文したりもしています。
いいものを買うことで応援する、その魅力を料理を通して伝えていく。そんな風に関わりあいながら、北海道の食を一緒に支えられたらと想いますね。

昨年提供したコースのメニュー

アンビシャスファームの根セロリ

2023年の開催概要/参加申込みについて

お二人の話を聞いて、ますます開催が楽しみになった編集部一同。
川崎シェフからは、“2023年は上富良野でワインを作っている多田農園さんでの開催。その味わいとのペアリングも考えながら、メニューを決めていきたいと思っています”とのコメントもありました。これは期待しかない…と思いますが、実は畑でレストランは道内各地で、さまざまな生産者さんと料理人さんの組み合わせで開催されます。近いエリアから選ぶのか?気になるシェフの回に行くのか?参加人数には定員もあるため悩ましいですが、ぜひ以下を参考にお申込みください!

畑でレストラン2023 開催概要

日程:6月11日(日)~9月24日(日) 全12回
参加費:7,500円(税込)
定員:各回40名(会場によって前後いたします)

抽選申込み
【抽選申込み期間】4月21日(金)~5月15日(月)
【結果発表】厳正なる抽選の上、ご当選された方へのみ当選案内の発送をもって代えさせていただきます。
※ご注意/お申込みはコープさっぽろ組合員さん限定となります。
その他詳細は以下のフォームからご確認ください。

▼申込みページはこちら
https://www.sapporo.coop/content/?id=3276

 

〈関連リンク〉
▼畑でレストランFacebookページ(最新情報はこちらでご確認ください)
https://www.facebook.com/hatake.de.restaurant/
▼2022年開催レポート①「畑でレストランinごとう農園【前編】〜お腹も心も満たされる、産地直送すぎるフルコース〜」
https://coopcycle.sapporo.coop/media/food/food_917/
▼2022年開催レポート②「畑でレストランinごとう農園【後編】〜お腹も心も満たされる、産地直送すぎるフルコース〜」
https://coopcycle.sapporo.coop/media/food/food_920/

北海道で生きることを、誇りと喜びに

コープさっぽろの取り組みは、組合員さんのご利用や参加によって「北海道の暮らしを豊かにすること」につながっています。取り組みは組合員さんならどなたでも参加でき、日常を通して気軽に参加できるものもあります。コープサイクルでたくさんご紹介していきますので、ぜひその他の記事もご覧ください。

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