組合員さんの
意見を届ける

意見を店長やセンター長に直接伝えられる!「コープDEトーク」

▼ 目次

みなさんはふだん、スーパーに行ったり宅配を利用したりしていますか?買い物に行った時に、「◯◯の商品を置いてほしい」「もっと買い物しやすいように◯◯にしてほしい」と思ったことや、宅配で困ったことや不満はありませんか?でも、誰に言えばいいかわからないし、そもそもそんなことを言ってお店の人を困らせたくない…と、なかなか言いづらいですよね。

でも、知っていました?実はコープさっぽろでは、組合員さんがコープさっぽろに対して普段感じていることや意見を直接伝えられる、「コープDEトーク」という意見交換会があるんです!

「コープDEトーク」ってなに?

「コープDEトーク」は、日ごろ組合員さんが感じている意見や要望を、コープさっぽろの店長や宅配トドックのセンター長が直接お聞きするという会。コープさっぽろの組合員さんであれば、だれでも参加OK!参加は事前申込制で、時間は1時間〜1時間30分ほど。毎年8〜11月ごろに開催していて、今年は全道94会場で開催しました。

ちなみに、組合員さんの意見・要望を「ただ聞くだけ」ではなく、ちゃんと店舗や宅配トドックの運営に役立ててくれるのだそう。

「え?なんでコープさっぽろではそんなことをしているの?」って思いますよね。それは、コープさっぽろが「生活協同組合(生協)」だから!
生協は組合員さんが出資してみんなで運営・利用する組織。だから、コープさっぽろでは組合員さんに供給と還元をしっかりと行うために、組合員さんが抱える課題などを聞いて、それをどうやって解決していけばいいのかを考えて実行しているんです。その一つが、この「コープDEトーク」なのですね!
ちなみに「コープDEトーク」は、コープさっぽろの組合員さんが主体となって行っている組合員活動の一つ。コープさっぽろ組合員活動委員会のみなさんが企画・運営をしています。

でも、「イマイチどんな会なのかわからない…」という方もいるでしょう。そこで今回は、コープさっぽろほんどおり店で行われた「コープDEトーク」に潜入取材をしてきました。「え、こんなに意見を聞いてもらえるの!?」と、驚くかもしれませんよ!

▼組合員活動や参加方法などはこちらから
https://www.sapporo.coop/event-activity/member/

「コープDEトーク」の様子をご紹介!

今回おじゃましたのは、コープさっぽろほんどおり店で開催された「コープDEトーク」。こちらでは、ほんどおり店の春秋店長と、宅配トドック白石センターの島谷センター長が、組合員さんからさまざまな意見や要望を聞いてくれます。

左から、春秋店長と島谷センター長。

今回は14名の組合員さんが参加されました。まずは春秋店長と島谷センター長の自己紹介からはじまり、ほんどおり店の売上や来客数などの事業報告や、白石センターで改善を進めていること、高齢者見守りの取り組みなどの報告がなされました。

これを聞いて私が驚いたのは、「こんなことも教えてくれるんだ!」ということ。ほかのスーパーでは、お客様に対してこのような報告を対面でする機会はなかなかないと思います。一人ひとりが出資して組合員さんとなり、協同で運営・利用している、生協ならではの取り組みなのではないでしょうか。

次は、いよいよ組合員さんの「こんなふうになったらいいな」「こんなことに困っている」など、お話を聞く時間。店長やセンター長がその場で回答できるものはその場で答えてくれて、難しいものやコープさっぽろ全体での相談が必要そうなものなどは、後日回答集を作成して、参加された組合員さんに渡すのだそう。ただ話を聞くだけではなく、しっかり回答してもらえるのはうれしいですし、安心ですね!

組合員さんからはさまざまな意見や要望が出ていましたよ。その一部をご紹介します!

【店舗に対しての意見・要望】

  • 減塩・無添加の赤味噌を取り扱ってほしい。
  • 犬用のボディタオルと歯磨きシートを取り扱ってほしい。
  • 石焼きいものコーナーに一緒に焼き栗も置いてほしい。
  • ビニール袋をうまく開けられなくて困っていた時に手伝ってくれて助かった。
  • レジのスタッフがいつも優しく接してくれてうれしい。 など…

【宅配トドックに対しての意見・要望】

  • 冷凍食品が以前よりもよい状態で届くようになってうれしい。
  • トドックアプリの使い方がわからない。
  • 宅配日が最近変更になったが、都合が悪いので変えてほしい。 など…

一つひとつの意見や質問に、丁寧に答える店長とセンター長。「コープDEトーク」に初参加の私は、「こんなことまで言っていいの?答えてくれるの?」と驚きの連続でした。「◯◯の商品を置いてほしい」という意見も多かったのですが、本部との相談は必要なものの、取り扱いが可能であれば店舗で販売してくれるのだそう!

スーパーで買い物している時に、探している商品の取り扱いがなければ普通は諦めてしまうものですが、こうやって伝えた要望を前向きに検討してくれるのは、組合員さんとの距離が近いコープさっぽろならではかもしれません。

最後は、コープ商品のお土産も。今回は、新商品の「しょうが香る 五目ごはんの素」でした!しょうが好きにはたまらない商品なんですって。気になる〜!

終了後は、店長やセンター長がトドックアプリの使い方がわからないという組合員さんに教えたり、先ほど出た意見について個別でさらにお話を聞いたりと、一人ひとりにていねいに対応されていました。

組合員さんの貴重なお話をたっぷり聞けて、とても楽しいひとときでした。同じくコープさっぽろを利用する組合員として、「わかる〜」と共感することもいっぱいありましたよ!

コープさっぽろのエリア委員にインタビュー

コープさっぽろほんどおり店の「コープDEトーク」の運営を担当された、組合員活動委員会のみなさんにお話を聞きました!

プロフィール

白石エリア委員のみなさん

生活協同組合コープさっぽろ
組合員活動委員会 札幌東地区

白石エリア委員のみなさん

生活協同組合コープさっぽろ
組合員活動委員会 札幌東地区

(左から)
白石エリア委員 熊木 いずみ(くまき・いずみ)さん
白石エリア委員長 垣内 和泉(かきうち・いずみ)さん
白石エリア委員 天満 利江(てんま・としえ)さん

―――「コープDEトーク」は、組合員活動委員会で運営をされているのですね。

垣内さん

「コープDEトーク」を開催するにあたって、店長やセンター長などのスケジュールを確認したり、場所を確保するなど、日程や場所の調整を行っています。その後、組合員さんに開催のお知らせを出したり、当日の会場設営も行っています。

天満さん

参加者のみなさんにお渡しするお土産の手配なども行っていますよ。

垣内さん

組合員さんの声をしっかりと届けるために、議事録も書いています。「コープDEトーク」で、店長やセンター長がその場で答えられなかった質問などについては、回答を文書にまとめて後日参加者のみなさんにお渡ししているのですが、議事録はその回答集にも活用されていますよ。

天満さん

回答集は店舗ごとではなく、全道で開催した「コープDEトーク」の質問と回答が書かれているので、ほかの地域で出た意見や要望なども見ることができます

―――「コープDEトーク」についてどう思いますか?

熊木さん

私はエリア委員になってまだ日が浅いのですが、「コープDEトーク」という存在はもともと知っていて、「おもしろそうだな」とは思っていたものの、参加したことはなくて。今年度はじめてエリア委員として参加してみて、こんなに組合員さんと店長やセンター長がしっかりと話せる機会があるのは、とてもいいなと思いました。まだまだ「コープDEトーク」を知らない方も多いと思うので、多くの方に知ってほしいですね。

垣内さん

そうですよね。「コープDEトーク」の組合員さんの声って、みなさんが思っている以上にしっかり反映されるんです。改善が必要なことがあれば、すぐに変えてくれたり。こうやって組合員さんの声を聞いてくれる場があるのって、すごくいいなって思います。

天満さん

あと、センター長と話せるというのもポイントだと思います。店長とは店舗で話すことはできるけど、センター長とはなかなか会う機会がないので。こういう場で、宅配トドックに対する意見や要望を直接センター長に伝えたり聞けたりするのも、「コープDEトーク」のいいところですね。

―――「コープDEトーク」以外にも組合員さんの声をコープさっぽろに届ける方法はあるのでしょうか?

垣内さん

コープさっぽろの各店舗に、「あなたの声をお聞かせください」と書いてある用紙が置いてあります。これに、組合員さんが意見や要望などを書いて提出すると、店長など責任者が回答して、店頭に掲示されます。

天満さん

コープさっぽろではコープ会という活動(ママ友やご近所さんなど、3名以上集まれば始められるクラブ活動)があります。コープ会の活動をとおして店長と顔見知りになることも多いので、直接店長に意見などを伝えられる機会は多いと思います。
あとは、「店長と行くバスツアー」なども定期的に開催されているので、それも組合員さんの声を直接届ける機会になっていますよ。

垣内さん

WEBアンケートを通じて、店舗や宅配トドックを利用している組合員さんに意見をお聞きする「WEBアンケートモニター」も、コープさっぽろの公式ホームページで随時募集しています。

熊木さん

組合員さんの声を届ける方法が、こんなにいっぱいあるとは思っていませんでした。エリア委員になって、コープさっぽろってこんなにも組合員さんのことを考えている組織なんだなって、あらためて感じています。

取材を終えて

「コープDEトーク」の取材を通して感じたのは、コープさっぽろは職員など働く人だけでつくるのではなく、組合員さんもふくめてみんなでつくる組織なのだということ。ただ「店・宅配センター」と「客」で終わるのでなく、組合員さんの暮らしをもっと良くするために、さまざまな取り組みを行っています。

行きつけのお店には、「もっとよくなってほしい」と思うことがあると思います。でも、意見や要望があっても、店長を呼び止めて直接言うのって、ちょっと勇気がいりますよね。でも、「コープDEトーク」なら、「みなさんの声を聞かせてください!」というオープンな場だから、とっても話しやすいんです。

みなさんの「こうだったらいいな」が、結果として北海道をよくして、自分たちの暮らしがもっとよくなる。そうやって、私たちが住むこの北海道を、未来に向けてもっともっと豊かにしていきたいですね。
「コープDEトーク」は来年も開催を予定しています。みなさんの意見を、ぜひ直接伝えてみてくださいね!

〈関連リンク〉
▼コープDEトーク
https://www.sapporo.coop/event-activity/member/de/2435.html
▼組合員活動
https://www.sapporo.coop/event-activity/member/
▼「組合員活動」ってなんですか?「平和スタディツアー」と「コープ会」に参加してみた!
https://coopcycle.sapporo.coop/media/planning/planning_5984/

北海道で生きることを、誇りと喜びに

コープさっぽろの取り組みは、組合員さんのご利用や参加によって「北海道の暮らしを豊かにすること」につながっています。取り組みは組合員さんならどなたでも参加でき、日常を通して気軽に参加できるものもあります。コープサイクルでたくさんご紹介していきますので、ぜひその他の記事もご覧ください。
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