誰でも利用OK!コープさっぽろ「夕食宅配サービス」

コープさっぽろではさまざまな事業を行っていますが、中でも食材や生活用品などを宅配する「宅配トドック」については、聞いたことがある！という方も多いかもしれません。
実は、コープさっぽろではお弁当を届ける「夕食宅配サービス」という宅配もあることを知っていましたか？

夕食宅配は夕食を届けるだけでなく、受け取る方の異変を感じたら緊急連絡先に連絡するなどの見守りサービスも行っているのだとか。夕食宅配サービスとは、一体どんなサービスなのか…？担当の職員さんのお仕事の様子に密着してきましたよ！

コープさっぽろの「夕食宅配サービス」は、高齢者の在宅支援と安否確認を目的に2010年にスタートした、日替わり弁当をお届けするサービスです。メニューは管理栄養士が監修し、和洋中が日替わりで楽しめる食べごたえ満点の「松デラックス」と、平均10品目の食材で栄養バランスを手厚くサポートする「竹バランス」、主菜を選べるお手頃価格の「梅ライト」の3種類。
※おかずのみのお届け。ごはんはついていません。
さらに、月〜土曜のいつでも注文できる「おうちカレー」や土曜限定プレミアムメニュー、季節に合わせた行事食など、豊富なメニューを取り揃えています。

夕食は月曜から土曜までお届けし、週1回からでも申込みが可能です。もちろん、“1回だけ”“1週間だけ”など単日でもOK。「来週は忙しくて夕食を作るのは難しそう！」なんてときにも、気軽に利用できちゃうんです。

ちなみに、コープサイクル編集部の私も、出産後に1週間だけ夕食宅配サービスを利用しました！産後は自分の食事まで気がまわらないので、栄養バランスが整った優しい味わいの料理に、とても助けられました。
「夕食宅配」と聞くと高齢者の方に向けたものというイメージがあるかもしれませんが、どなたでも利用できますよ！

コープさっぽろの夕食宅配サービスでは、お受け取りになる方に異変があった際に対応する「見守りサービス」をあわせて行っています。申込時に緊急連絡先を登録すると、いつもと様子が違ったり、在宅しているはずなのにインターホンを押しても応答がなかったりした際には、緊急連絡先に連絡をします。緊急と判断した場合は、救急車などを手配することも。

また、コープさっぽろは全道176市町村と、高齢者等の孤立死を防止する「高齢者等の地域見守り活動」協定を締結しています。（※2025年1月時点）各市町村と連絡体制を整え、夕食宅配サービスや宅配トドックの配達時に組合員さんの変化を察知した際は緊急対応を行うというもので、地域の見守り活動としての役割も果たしているんです！
各市町村で定めている条件に該当する高齢者の方は、自治体補助を受けて夕食宅配サービスを受けることができますよ。

コープさっぽろの夕食宅配サービスはどのように届くのでしょうか？担当の樋口さんに密着取材してきました！

今回伺ったのは、コープさっぽろの宅配事業本部札幌西センター。

夕食宅配サービスの職員のみなさんは、時間になると一斉に席を立ち、配送センターの保冷庫へ向かいます。お弁当は冷蔵状態で組合員さんにお届けするため、配達のぎりぎりまで、保冷庫で保管されています。お弁当を取り出し、みんなで手分けしてエリアごとにお弁当を振り分けます。

お弁当を仕分けたら、間違いがないか別の職員がダブルチェックします。配達中に「お弁当が足りない！」なんてことがあったら大変。積み忘れやメニュー間違いがないよう、一つひとつしっかりチェックしていました。

ダブルチェックが終わったら、お弁当をそれぞれの車に積み込みます。お弁当は傷まないように、保冷剤や保冷箱を使って厳重に温度管理されていました。
積み込み作業の際にとにかく驚いたのは、職員のみなさんの俊敏な動きとチームワークの良さ。無駄のない動きで、テキパキとお弁当を積み込んでいましたよ！

この日、樋口さんは30軒以上の組合員さんのご自宅にお届けするそう…！お弁当を積み込んだら、組合員さんご自宅に向かってLet’s go〜！

ご自宅に着いたら、お弁当と保冷剤を保冷箱に入れて玄関まで運びます。しっかり温度管理されているから、夏の暑い時期もお弁当が傷む心配がないので安心ですね！

組合員さんがご自宅にいる際はお弁当を手渡しし、ご不在の場合はお弁当を保冷箱に入れて、玄関先など指定の場所へお届けします。お渡しするときは、組合員さんの体調が悪くないか、いつもと様子が違う点はないかなどを確認。世間話をすることもあるのだそう。

組合員さんが変わらずお元気であることを確認したら、次のお宅へ向かいます！一人暮らしの高齢者の方にとって、毎日対面して安否を確認してくれる誰かがいるということは、とても心強いサービスだと感じました。

夕食宅配サービスを担当する樋口さんに、お話しを伺いました。

―――夕食宅配サービスで見守りのルールなどはありますか？
夕食宅配サービスでは、月曜から土曜の指定の曜日の13時〜18時にご自宅へ夕食をお届けに伺います。基本的には同じ担当者が伺いますので、毎回顔見知りの人が来るという安心感があるかと思います。
もちろん、ご不在の場合などは事前に指定した場所に保冷箱に入れたお弁当を置く“置き配”も可能ですので、必ずご在宅いただく必要はありません。

宅配時に、組合員さんの様子に異変があった際などは、ご家族など登録してある緊急連絡先に連絡します。置き配の場合は、前日に配達したお弁当が手つかずで残っている場合や、郵便受けに新聞などがたまっている場合など異変を感じたときは、同じく緊急連絡先へ連絡する体制を整えています。

―――一人暮らしの高齢者の方や、遠方にお住まいのご家族様も安心ですね。
宅配の際は、とにかく組合員さんをよく見るようにしています。これまで培ってきた経験や自分の感覚も大切にして、「いつもと少し様子が違う」や「体調が悪そう」といったことに気づけるよう気をつけています。

先日、退院したばかりで気にかけていた組合員さんがいたのですが、インターホンを押しても応答がなかったんです。でも、いつもいらっしゃる時間だったので、少し様子がおかしいと思って。そこで、緊急連絡先に登録していたご親戚に連絡をしたのですが、その方もご高齢ということもあり様子を見に行けないとなり、再度何回かインターホンを押しました。すると、家の中から苦しそうなうめき声が聞こえたので、上司に相談して救急車を呼びました。ドアを開けると、組合員さんが家の中で倒れていて、そのまま入院に。配達の際に気づくことができて、本当によかったです。

宅配のときには組合員さんからいつも元気をもらっていて、「ありがとう」などうれしい言葉をいただくこともあり、励みになっています。夕食宅配サービスは、高齢者の方はもちろん、子育て中や共働きの方にもご利用いただいています。1回からのご注文も承っていますので、ぜひお気軽にご利用ください！

一人暮らしの高齢者の方はもちろん、その家族にとっても、顔見知りの人が自宅を訪ねて見守ってくれるというのは心強いもの。また、ごはんを用意するのが億劫なときや、「来週は仕事が忙しくてご飯が作れない！」なんていうときに、栄養バランスが考えられたお弁当を自宅に届けてもらえる、頼もしい味方でもあります。

夕食宅配サービスは、みんなで一人ひとりを見守っていくあたたかなサービス。これから一人暮らしの高齢者が増えていく中で、このようなサービスがもっと増え、誰もが安心して暮らしていける未来を築いていきたいですね！

コープさっぽろ「夕食宅配サービス」のお申込みページ

対象：コープさっぽろの組合員さん

• お申込みフォーム、またはコープさっぽろの夕食宅配サービス専用フリーダイヤル（0120-279-949）でお申込みください。
• 説明を必要とされる方は配食サービススタッフがご自宅へ訪問し、ご利用説明をいたします。
• 商品代金のお支払いは、毎月26日に登録口座からの引き落としとなります（現金払いはできません）。

コープさっぽろの取り組みは、組合員さんのご利用や参加によって「北海道の暮らしを豊かにすること」につながっています。取り組みは組合員さんならどなたでも参加でき、日常を通して気軽に参加できるものもあります。コープサイクルでたくさんご紹介していきますので、ぜひその他の記事もご覧ください。

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