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食べる・たいせつフェスティバルとは

みなさんこんにちは!今回はコープさっぽろが行う食育イベント、「食べる・たいせつフェスティバル」のイベントレポートをお届け。
通称「食べフェス」と呼ばれるこのイベントがどんなものなのか、まずは概要からご紹介いたします!

 

べる・たいせつフェスティバルとは

https://tabefes.sapporo.coop/

体験を通して「食べることのたいせつさ」が学べる食育イベントです。「食」はもちろん、「くらし」や「環境」など、さまざまなテーマで子どもたちが楽しめる体験プログラムがいっぱい!新鮮野菜の販売も大人気。家族みんなで遊びにきてくださいね!

●会場
札幌、帯広、旭川、北見、釧路、室蘭、苫小牧、函館

 

食について楽しく学ぶだけでなく、なにやら体験もできるらしい…?フワッとした前情報だけを持って、編集部一行は会場へと向かいました。

イベント当日。早速入場です!

私たちが参加したのは、苫小牧会場。ちなみに入場は無料です。

苫小牧会場
2022年10月15日(土)
10:00-15:00
会場/学校法人 京都育英館北洋大学

 

 

近づくと、バルーンでできた大きなゲートがお出迎え。会場となるのは北洋大学(旧苫小牧駒澤大学)。大学の敷地とあって、広大なスペースです。
どうやら、体育館を中心とした屋内だけでなく、屋外にもたくさんのブースがあるよう。キッチンカーなども並び、美味しい匂いがただよいます…誘惑に負けそうな気持ちをグッと堪えて、まずは中心となる屋内会場へ。

 

 

 

まずは屋内ブースから

玄関を入ると、イベントのバナーがお出迎え。北海道らしい牧場風景や野菜が、かわいらしいイラストで描かれています。手持ちの顔ハメパネルなども用意されており、写真スポットにもなりそうです。
入り口では、景品付きスタンプラリーの受付も。広い会場でのスタンプラリーはやりごたえがありそう!なんて思いつつ、いざ体育館へ。

 

一歩入ると、体育館いっぱいにブースが並び、お子さんやそのご家族で大賑わい。予想以上の光景に圧倒されます…!

 

「ハイハイレースはあっちだ!」「工作コーナーあった!」とみなさん目当てのブースへと急いでいます。ちなみに開場してすぐに到着したものの、2回目の時間まで予約が埋まってしまっているブースもありました。みなさん事前に気になる出店者をチェックして、狙って来られているようです。

一部ですが、そんな屋内ゾーンのブースをご紹介していきます!

 


 

北海道コカ・コーラボトリング

世界に一つだけのオリジナルドリンクをつくってみよう!というのは、北海道コカ・コーラさん。「モクテル」というノンアルコールカクテルの楽しみ方も広がっていますが、そのキッズ版が楽しめます。
一度は飲んだことのあるようなおなじみの商品を混ぜ合わせながら、好みのドリンクを作っていきます。体験の前には、コカ・コーラの歴史やたいせつなお水についてのお話も。

 

ホクト

きのこといえば、のホクトさんも出展。「きのこ博士になれる!」というお話ももちろんなのですが、展示されているジャンボきのこが気になって仕方ありません。。人の顔と比べると大きさがよくわかります。
「きのこは何の仲間か?」といったクイズのほか、きのこのもぎ取り体験などができました。

 

苫小牧信用金庫

こちらは地元企業の苫小牧信金さん。信用金庫のお仕事体験ということで、お金の数え方などを教えてくれます。猫の手のようにして優しく挟んで…と丁寧な指導。大人でもしっかり教わる機会ってなかなかないですよね。

 

ホクレン農業協同組合連合会道央支店

「オリジナルのブレンド米を作ろう」というブースはホクレンさん。「ゆめぴりか」や「ななつぼし」といった種類がある北海道米。それぞれに特徴があるのは知っていますが、混ぜて食べるという発想はなかったな…と目からウロコです。

 

トドックスマイルキャラバン

なにやら大きな工作をしているコーナーは「宅配トドックのオリジナルトラックを作ろう」。
作っているのは、ダンボールを組み立ててできる、「トドック」のトラックです。会場内で持っているお子さまがたくさんいたので、なにかと思ったらこのブースで作られたものでした。自分で絵を描き入れることで、世界に一つのトラックになります。

 

コープさっぽろ組合員活動 苫小牧地区委員会

「クイズやゲームで楽しくSDGsを学ぼう」と、食品についているエコに関係するマークを探したり、クイズを解いたりしながら、自然とSDGsに触れられるコーナー。
「1日に200円未満で暮らさなければならない人は、世界中で何人いるでしょう?」などと大人にとっても勉強になるクイズがたくさん。

 


 

これでもまだ一部…というほどたくさんあったブース。
そんな中、気になるものを見つけました。

「お弁当を盛り付けてみよう」

 

コープさっぽろ配食サービスによる、お弁当盛り付けの体験。お子さんたちが白衣に頭巾までかぶって、なにやら本格的な「お仕事」っぽい雰囲気…。

 

まずはお弁当に入れるサラダの計量から行うようです。カップに入れて「20グラム」を正確に量る作業から始まります。小さなお子さんにとっては、カップに正確に入れるだけでもちょっと大変。

 

準備ができたら、次はベルトコンベアへと移動!ひとりひとり担当のおかずを持って、配置に付きます。空の弁当箱が流れてきたら、サッと自分のおかずを入れて、お弁当を完成させていくのです。なんて本格的!

 

ただし一つだけ注意事項。
“もし途中で落としてしまったりトラブルがあったら、ランプが回るので、すぐに手を止めてください。ベルトコンベアに触ったり、落としたおかずを拾わないでくださいね。”とアナウンス。
たしかに実際のお仕事でも落とした食品が混ざったりしたら大変ですもんね。

 

こちらのランプが回るらしい。「キケンちゅうい」の言葉にすこし緊張感が高まります。これは気をつけねば!
さて、いよいよスタートです。さきほど計量したマカロニサラダに、ザンギやフルーツと、それぞれの担当するおかずを入れていきます。

 

順調な滑り出し。続いて先ほど量ったマカロニサラダです。こちらもスムーズな手付き…と思いきや、

 

あ。

 

ああーーー。

 

奥に目をやると…

 

まわっております「キケンちゅういランプ」。
すかさずスタッフのみなさんが片付け。さすがプロフェッショナルは、処理も迅速です。

 

さあ、気を取り直して行きましょうね。

 

子どもたちはさすがに慣れるのも早い。あっという間に飲み込んで、慣れた手付きでおかずを詰めていました。

 

すべてのおかずが揃ったら、最後に検品係がフタをして完成です。

 

 

コープさっぽろのお弁当ができあがるまでには、こんな緻密な連携が行われているんですね。。店頭の裏側にある姿に思いを馳せながら、外のブースへと足を向けます。

屋外にもブースがたくさん

中だけでもたくさんのブースがありましたが、屋外スペースにもまだまだ…
すごいぞ食べフェス。なんと会場全体では50以上のブースがありました。

 


 

TEAM「ゼロ・カーボンいぶり」

自転車を漕いで発電する体験。お子さんが扇風機を回そうと必死です。同じブース内には、燃料電池を作る体験も。実際に手を動かしながら、仕組みを知ることができるんですね。自由研究として出せちゃうくらいのしっかりした工作です。

 

エネコープ/トドック電力

こちらは灯油の給油体験ができるコーナー。ミニトラックが置かれていましたが、その再現度にびっくり。まさかの灯油タンクまでミニチュア版が用意されていました。

 

苫小牧市環境衛生部ゼロごみ推進課

こちらは苫小牧市の清掃車です。苫小牧市はゴミの分別・回収に力を入れているそうで、その協力のもと展示を行ったそうです。清掃車は使用される前の新車。ふだんは近くで見られない車が展示されているとあって、子どもたちも喜んでいました。

 

岡松農園

こちらでは、地元の農家さんによる野菜の販売も。
食べる・消費するということだけではなく、育てる人や、ゴミを捨てる・処理する人たちまでが一体となっているんですね。

 


 

さて、外のゾーンでも気になるブースを見つけたので、じっくり見てみることにしました。

 

「宅配トドックおしごと体験」

 

気になるブースと言いましたがこれ、シンプルにトドックの制服を着たお子さんたちに目を奪われてしまったのです。
見てください、このかわいさ…。

 

一列に並んで、まずは手指のアルコール消毒から始めます。

 

続いてアルコール検査機で呼気のチェック。「朝食に食べたクリームパンなどに含まれるものでも反応することがある」というほど、繊細な機械だそうです。
参加したお子さんからは「こどもビールなら飲んだことあるよ!」の自主申告も。それはきっと大丈夫だよ…!

 

そして最後は、みだしなみのチェックとあいさつの練習。しっかり準備ができたら、いよいよお仕事へと移ります。

 

まずは荷物を運び出すところから。坂にも気をつけながら、みんなで運び出します。

 

運んだ荷物はトラックに積み込み。漏れのないように、一つ残らず積んでいきます。

 

荷物が積めたら、お客さまのもとへお届けです。
でも車に乗り込む前にも、大切なことがあります。それは、車の下やまわりの安全確認。動物や小さなお子さまなどが隠れていないかチェックしていきます。

 

一箇所ずつ、きちんと指差し確認。声にも出します。

 

左よし。

 

うしろよし。
一周ぐるっと確認できたら、いよいよ乗り込みます。

 

シートベルトを締めたら、出発進行!!
トドックのテーマソングと一緒に軽快に走り出します。
トドック♪トドック〜♪

 

 

 

特設コースをゆっくり一周。道中は親御さんたちのシャッターチャンス!トラックの横が空いているのもうれしいポイントです。

 

到着したら、荷物をおろしてお客さまのもとへ。

 

 

玄関の前ではふたたび挨拶の練習です。
「いつもごりようありがとうございます」「またよろしくおねがいします」と大きな声で言いましょうね!

 

こんにちは!と荷物のお届け。
商品をお渡ししたら、新しい注文書と資源ゴミの回収を行います。これ、トドックでは実際に行っている取り組みなのだそう。

 

回収した資源は、分別してリサイクル用のゴミ箱へ。
高齢の方などは遠くのゴミステーションへの持ち運びが大変な方もいますし、意識を持っていただくことでゴミ回収率の向上にもつながる取り組みになっています。利用する方も人にゴミを渡す分、きれいに洗ってくれることが多いのだとか。

 

お仕事を終えたあとは、記念品をもらって終了です!

 

みんなの一生懸命な姿に、すっかり癒やされてしまいました…!

 

イベントを支える3名にインタビュー

賑わいと充実のイベントに、圧倒されっぱなしの編集部一行。どうしてこんなイベントができあがったのか?最後にこのイベントを支える3名にお話を伺いました!

 

■高口雅晴さん(コープさっぽろ組合員活動部 部長補佐)

「食べる・たいせつフェスティバル」全体の責任者をしています。普段は発寒本部で仕事をしていて、苫小牧にいる組合理事と職員の力を借りながら準備を進めました。道内各地にこのように協力してくれる方がいて、みんなの力でできあがっているイベントです。
例年の来場者は札幌で1万人くらい、地方だと3000〜4000人くらい。ですが今回は半分の目標です。というのも、コロナ対策により一つ一つのブースの広さを倍にして開催しました。当然ブースの出展数も半分になっています。
「食べるたいせつ」の名の通り、さまざまな体験を通して「食育」に触れていただくイベントです。なにかを作って学習する訳ですが、今回は食べ物を作るというのが難しい状況。これまでとやる内容も変えたり、みなさんに工夫していただいています。
開催は2019年以来、実に3年ぶり。出展いただく企業も担当者が入れ替わったりしていることも多いので、一から声掛けをしながら開催に向けて準備してきました。
例年はキッザニアさんに協力いただき、出展者のコンクールもやっていました。お子さんが楽しめているか、勉強になっているかなど5つくらいの項目で評価を付け、優秀な出展者さんを表彰する。イベント開催前に学習会も開いたりしながら、目指すべきブースのあり方についての話もしてきました。こうした積み重ねで、質の高い体験が提供できているのではないかと思います。

 

左が今野さん、右が松浦さんです。

 

■今野雄一さん(コープさっぽろ 苫小牧地区本部長)

苫小牧の事業の責任者をしています。店舗で言えば、恵庭から静内・苫小牧のエリアを担当しています。私はこの立場になってからは今回はじめてのイベント開催。地元企業や苫小牧市とのやり取りなどを行いました。ゴミに対する取り組みが盛んな苫小牧市さんや、植樹などの社会貢献活動にも積極的な苫小牧信金さんと一緒になにかができたらと、清掃車の展示やブース出展につながりました。
会場を貸していただいた北洋大学さんとも、なにかできたらいいですよね、と話したり。直接「食」に関わることではないのですが、グローバルな学びを提供する北洋大学さんらしく、外国の食べ物に関する言葉の展示を行っていただきました。
みなさんがそれぞれの強みを生かして体験を提供していただいていることがうれしいですし、このイベントだけに限らず、今後もお付き合いを継続しながらさまざまな取り組みを行っていけたらと考えています。

 

■松浦恵さん(コープさっぽろ 理事 苫小牧地区委員長)

私もこの立場でイベントに関わるのは初めてのこと。コロナ禍で3年ぶりの開催ということもあって、前日は緊張でよく眠れませんでしたが、これだけ多くの方に来場いただき安心しています。
私はキッチンカーの声がけなどを担当しました。恵庭千歳エリアから中心にセレクトしましたが、主婦目線で本当に食べたいもの、知って欲しいものを選んでいます。どれもこだわりのあるお店なので、おすすめは選べません(笑)。
たくさんの方に来ていただいたことはもちろんなのですが、お子さんたちが心から楽しんでくれていることがうれしい。「食べるたいせつ」というテーマのもと、さまざまな企業や団体が肩を並べて取り組むのもこのイベントならではです。会場で見られる子どもたちの笑顔を見ていると、この姿を守り続けていきたいなと思わされますね。

イベントに参加して

会場を周り、みなさんのお話も聞いたことで「食べる・たいせつフェスティバル」がどんなものか、存分に味わうことができました…。主催するコープさっぽろをはじめ、運営の主役となる組合員、地元の企業や団体と、さまざまな人たちがタッグを組むことでこんなに充実した体験の場ができあがっているのですね。
食に関する学びはもちろん、シンプルに子ども向けのイベントやファミリーでの遊び場を探す人たちにも、おすすめできるのではと思います。
2022年の日程はすべて終了しましたが、来年以降も開催予定です!ぜひ今度は会場でお楽しみくださいませ〜!

 

最後に浮かれた編集部の一枚を。子どもたちだけでなく、大人も笑顔になってしまうイベントでした。

▼「食べる・たいせつフェスティバル」のイベント情報はこちら
https://tabefes.sapporo.coop/

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