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全国的に暑い日の多かった2023年。北海道でも30℃を超える日が続きましたね。そんな今年の夏を、みなさんはどんな風に過ごされましたか?
実はコープさっぽろでは、夏休み中のお子さんと保護者を対象に、「羊から学ぶ!?コープさっぽろのエコツアー」という食品ロスについて体験できるイベントを8月3日に開催しました。今回は初めて開催された、このイベントの模様をご紹介します!

コープさっぽろのエコツアーとは?

コープさっぽろの食品工場で出る、「野菜くず」や豆腐を作ったときにできる「おから」これまで廃棄されてしまっていたこれらの食品を、羊のエサとして役立てよう。そんな取り組みが2022年から始まりました。
行っているのは、コープさっぽろの江別食品工場・石狩食品工場と、石狩ひつじ牧場。エコツアーはこの3ヵ所をまわり、実際に食品がたどる流れを追いながら、「フードロス対策」や「リサイクル」について親子で学べるツアーとなっています!

定員40名に対して、事前の応募はなんと倍以上!思った以上に小学生たちはエコに関心があるのかも? 抽選で当選されたみなさんと一緒に、楽しい体験をしてきましたよ!

豆腐づくり体験 in 江別食品工場 

10時に札幌を出発したバスが、最初にやってきたのは「江別食品工場」です。
ここはコープさっぽろで販売されている、豆腐や揚げなどの大豆類、うどんやラーメンなどの麺類を製造している工場。作られた商品は、店舗や宅配のトドックで販売されています。
こちらではまず「豆腐づくり」を体験することに!説明してくれたのは、工場長の杉田さんです。

杉田工場長

この工場では、全道のコープさっぽろで販売されている豆腐をたくさん作っています。今日はみなさんに、その豆腐づくりを体験してもらいます。
熱い豆乳をみなさんに配るので、そこに「にがり」という液体を入れてかき混ぜてください。5分ほど時間を置くと固まってくるので、それで豆腐のできあがりです!

それでは!ということでみんなのもとに、豆乳が配られていきます。冷めてしまう前に、手早くにがりを入れて混ぜますよ!

にがりを入れてかき混ぜる!

5分ほど待ちます…

豆乳が固まったら豆腐のできあがり!

時間が経つとだんだん豆乳が固まってきました!
豆腐ができあがったら、そのままパクッと一口!「ほんとに豆腐だ!」「すごい!」という声がアチコチから聞こえてきました。温かい作りたての豆腐を食べるという経験は、初めてだという方も多かったのではと思います。
北海道産の大豆で作った豆腐は、なめらかでクリーミー。そんな素材の魅力を知る体験にもなりました!

豆腐を味わって一段落…というところで、杉田工場長からみんなに「重大な任務」が任されます。

杉田工場長

最後にみなさんに、工場でできた「おから」を配ります。おからは豆腐を作る途中でできる、大豆の搾りかすのこと。実は食品として使用できるのは一部で、消費期限も短いため多くは廃棄されてしまいます。
そんなおからが無駄にならないように、みなさんに石狩ひつじ牧場へ持っていって欲しいのです!

杉田工場長からもらったおからを手に、再びバスに乗って移動します!

石狩食品工場を見学

続いてやってきたのは、「石狩食品工場」です。弁当・惣菜・カット野菜など、多彩な商品を製造しているコープさっぽろでも一番大きな工場。なんと600人ほどが働いているそうです。

こちらではまず、工場の中を見学させていただくことに。白衣に着替えて、準備は万端!

そして、この後みんなでまわらせてもらったのですが、実は工場の中は撮影がNG。食品の安全を守るために、機械の持ち込みなどができないのです…。そこでこの記事の中では、違う日の様子をイメージとして掲載させていただきます。
実際に目にして気がついたのは、思ったよりも人の手で行っている作業の多いこと!全て機械が行っているわけではなく、人の手が加わることで、美味しい商品ができあがっていくのですね。

別日の作業風景

野菜をみんなで袋詰め

見学を終えて戻ってくると、テーブルの上にはなにやらカゴが並べられています。よく見てみると、中には野菜が!ここでも工場長の菅井さんから、みんなに任務のお願いがありました。

菅井工場長

カゴに入っているのは、レタスとキャベツの切れ端です。食べられないものではないのですが、色が変わってしまっていたり、固い芯の部分はどうしても売り物にすることができません。
石狩工場でたくさん出てしまうこのような野菜くずを、袋に詰めて石狩ひつじ牧場へ持っていってください!

ということで、それぞれテーブルに分かれて袋詰めを開始!
「野菜の詰め放題」のように、みなさん袋いっぱいに上手に詰めてくれています。みるみるうちに、カゴの中は空っぽに!

みなさん上手にたくさん詰めてくれました!最初にもらったおからと野菜を持って、再び出発です!

石狩ひつじ牧場で「任命式」

最後にやってきたのは「石狩ひつじ牧場」。石狩食品工場からすぐ近くの場所にあります。
羊肉と羊乳製のチーズを生産している牧場で、のびのび育った元気な羊が約200頭います!

ここで最初に行われたのは、羊さんの「フードロス対策部長」の任命式。そうです、ここまで2つの工場で集めたおからと野菜は羊たちに食べてもらうことで、食品ロスを削減する取り組みになるのです!

羊さんたちは、なんと1日におから約300kg・野菜くず約300kgを食べてくれているそう。すごいぞ対策部長っ!!

ということで牧場の羊を代表して、「テンちゃん」が任命証を受け取ることに。テンちゃんは任命証を食べてしまいそうなほど、やる気まんまん!ここで牧場の代表である山本さんからお話がありました。

山本さん

フードロス対策部長の任命ありがとうございます。
羊たちは今朝の10時からご飯を抜いていて、お腹がペコペコです!ぜひたくさん食べさせてあげてください。
エサをあげるだけでなく、今日は羊に乗る体験もできるので、順番でぜひ楽しんでくださいね。

餌やり&ひつじ乗り体験

キャベツとレタスの野菜くず

おからはボウルに入れてあげます

食品工場でもらった野菜とおからを、いざ羊さんたちに!さすがハラペコとあって、すごい勢いで食べてくれます。
その勢いに圧倒されて、中には恐る恐るなお子さんも…。でもこうして売り物にできない食品を美味しそうに食べてくれる姿を見ると、ついついうれしくなってしまいます。

そしてその一方で、羊に乗る体験もできました!
乗馬などはあっても、羊に乗ったことがあるという人は少ないのではないでしょうか。そんな珍しい体験ができるとあって、子どもたちも大喜び!
先ほど登場したテンちゃんにまたがって、はいチーズ!お母さんたちもシャッターチャンスを逃さぬようにと写真を撮っていました。直接羊さんに触れることもできて、良い記念になったのではないでしょうか?

参加者の声

エコツアーの体験を終えた感想を、参加していただいたみなさんにうかがいました!

参加前から羊の餌やりを楽しみにしてきました。それ以外にもいろいろな体験ができてよかったです。工場見学は大人も楽しむことができました。
野菜の袋詰めや羊との触れ合いに子どもはとても喜んでいて、良い思い出になりました。

普段はしたことのない体験がたくさんできて面白かったです。
夏休みの自由研究にもぴったりでした!またこんなイベントがあったら参加したいです。

よほど羊さんが可愛かったのか、うちの子は最後の最後までごはんをあげ続けていました。
この体験が子どもの人生の大切な一部になるかも知れない。そんなふうに考えたら、こういうツアーに参加させてもらえるのは、親にとっても子どもにとっても本当にありがたいことだと思いました。

一日すごい楽しかったです!いろいろなことを教えていただいたり、羊にエサをあげられたのが面白かったですね。
夏休みだし、バスに乗って出かけられるのもいいなと思って応募しましたが、参加してよかったです。

石狩ひつじ牧場 山本さんの話

山本さん

コープさっぽろさんに協力いただいて、2022年11月から工場で出る食品を羊のエサとして提供していただいています。
近年の物価高騰もあって、飼料の値段も倍近くに上がってしまいました。そこで近くにあるという縁もあって、コープさっぽろさんの工場に相談したのが始まりです。

おからや野菜をあげるようになってから驚いたのは、お肉やチーズの質がよくなったこと。タンパク質などの栄養が豊富だからだと思いますが、飲食店さんからの評判もいいんです。

工場では無駄になる食品が減らせて、牧場では飼料のコストを抑えられる。羊たちは美味しいエサが食べられて、お肉やチーズも美味しくなっていく。この取り組みはうれしいことばかりなので、これからも続けていけたらと思っています。

コープさっぽろと石狩ひつじ牧場、それぞれの協力で成り立っている「フードロス対策」の取り組み。工場で出てしまう廃棄品を、地域の中でこんな風に役立てる方法があったのか!というのは、私たちにとっても新しい学びになりました。

子どもたちの楽しそうな笑顔がたくさん見られた今回のエコツアー!少しでも記憶に残る体験になっていたら、うれしいなと思います。

〈関連リンク〉
▼コープフーズ(食品工場)ウェブページ
https://www.coopfoods-hokkaido.co.jp/
▼石狩ひつじ牧場 Facebookページ
https://www.facebook.com/ishikarisheep/?locale=ja_JP
▼コープさっぽろの食育イベント「食べる・たいせつフェスティバル 2023」公式ページ
https://tabefes2023.com/

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