突然ですがみなさん、自宅の冷蔵庫になにがどれくらい入っているかって、すぐに思い出せますか?
「家にあるものを買ってしまって食べきれない!」「使おうと思ったらいつの間にか賞味期限が切れていてガッカリ!」そんな経験、みなさんもきっとありますよね。(私もたまにやってしまいます…)
特にクリスマスにお正月にとイベントごとの多い12月は、お買い物に悩むことが多いのではないでしょうか? そんな時期にこそ考えてみたいお買い物の「量」について、今回は深堀りしてみようと思います。
「やってしまった!」というもったいない思いを減らせるヒントが、コープさっぽろにはあるらしい?ということで、私たちは早速お店へと向かいました!
コープさっぽろ そうえん店へ
後藤朋子(ごとう・ともこ)さん
ラジオパーソナリティ・司会・企画など
「しゃべるまわりを設計する人」
後藤朋子(ごとう・ともこ)さん
ラジオパーソナリティ・司会・企画など
「しゃべるまわりを設計する人」
十勝生まれ、十勝と札幌育ちのラジオパーソナリティ。FM NORTH WAVE/JAGAで毎週土曜に「Feel TOKACHI」を放送中。店舗や宅配トドックなどを頻繁に利用し、自身の番組内でも商品などについて取り上げているコープさっぽろLOVER。
▼Feel TOKACHIの番組ページはこちら。
https://www.fmnorth.co.jp/tokachi/
https://www.jaga.fm/pg_list.php?id=37
私たちがやってきたのは、コープさっぽろそうえん店! 単身の方や、小さなお子さんを育てる子育て世代向けにやさしいお店づくりをしている店舗で、私たちにうれしいさまざまな工夫が詰まっているそう。
お店の取材には、今回もラジオパーソナリティの後藤朋子さんが協力してくれました。そして店内を案内してくださったのは、そうえん店の湊店長です。湊さん、よろしくお願いいたします!
湊達哉(みなと・たつや)さん
生活協同組合コープさっぽろ
そうえん店 店長
湊達哉(みなと・たつや)さん
生活協同組合コープさっぽろ
そうえん店 店長
2022年のオープン以来、そうえん店の店長を務め
地域に喜ばれるお店づくりを目指している。
笑顔の素敵な3児のパパ。
そうえん店にあった量の工夫
バナナの量り売り
後藤さんよろしくお願いいたします。
それでは早速、店内をご案内しますね!
よろしくお願いします!
いきなりですけど、これって一体なんですか?
小分けのバナナがズラッと並んでいますが…
これはバナナの量り売りコーナーです!
コープさっぽろの店舗ではここにしかないので、初めて見る方が多いと思います。
1本から買うことができるので、ご家族の人数や食べるペースにあわせて必要な分だけ買うことができるんです。
1袋買って、最後の1本が黒くなっちゃった! みたいなこと、よくありますよね。
そういう「もったいない」が防げると考えたら、便利ですね!
そうなんです。お子さんがすぐ食べる用に、1本だけ買っていくみたいな方もいらっしゃいますね。
バナナを一本取って
はかりに乗せると
金額が計算されてラベルが出てきます!
たまごのバラ売り
そうえん店では同じように、小分けで買えるものがもう一つあります。
これは、たまごですね!
トドックの描いてあるパックがかわいいです!
「マイエッグパック」と言って、このために作られたものなんですよ。
かわいいトドックがプリントされているので、買ったあとも自宅や次回のお買い物で使ってもらえたらうれしいですね。
このパックに入れてレジまで持ってきてもらえたら、1コ単位でたまごが買えます。
ちょっとだけ買い足したいときなんかに便利そうですね!
オリジナルの「エッグパック」がかわいい!
惣菜や生鮮品のラインナップ
続いて生鮮品のコーナーにやってきました。
よくよく見ると、同じ商品でもいろんなサイズがありますね。
よく気が付きましたね!
ファミリーサイズから、少し食べたいという方にも応えられるように
惣菜や生鮮品はなるべくいろいろなサイズを用意するようにしています。
特にすぐ食べるものは小さいものを、
長く使えるものは大きいサイズも豊富に揃えようと考えていますね。
本当だ!お肉は「大容量コーナー」なんかもあるんですね。
小分けに冷凍したら長く使えるから、これはまとめて買えると助かりますよね。
この「うをつまみ」というのはなんですか?
海産物を使った、おつまみになるお惣菜ですね。
「しらすときゅうりのさっぱり塩ぽんず」や「どっさりねぎと塩ごま油シリーズ」などのラインナップがあります。
こうしたお惣菜は、店内の生鮮品や野菜などの在庫も見ながら、作る量を調整したりしているんです。
充実した冷凍食品
そうえん店といえば、冷凍食品が充実しているのも特徴。
コープさっぽろ全店の中でも最大規模の品揃えになっています。
壁際にズラッと並んで、たしかにすごい量ですね!
お弁当に役立ちそうなおかず類から、野菜やフルーツ、赤ちゃん用の離乳食まで。品揃えが充実しています。
あ、このパンおいしいですよね! 「国産小麦のミニクロワッサン」。トーストすると冷凍品とは思えないです。
さすが後藤さん! 人気商品をよくご存知ですね。
パンも食べるペースがまちまちな方には、冷凍食品もおすすめです。好きなときに食べられるから、お子さんの食事やおやつとかにもいいと思います。
出てしまったごみも減らす工夫
最後にもう一つご紹介してもいいですか?
みなさんからは見えない、お店のバックヤードにあるものなんですが…
もちろんです!ええと、こちらは「生ゴミ庫」と書いてますね。
はい、実はこの中には「POITO(ポイト)」という「生ゴミ処理機」が入っています。
お店では調理の過程で、野菜の皮や魚の内臓など、取り除いた部分のゴミが出てしまいます。
それを投入するだけで、微生物が分解してくれる機械なんですよ。
微生物が分解!すごいですね。
分解されたあとは、どこへいくのでしょうか?
キレイな水になるので、下水に排出することができるんです。これがあることで、お店で出る生ゴミの排出を9割減らすことができました。ゴミの運搬や焼却で発生する、 CO₂の削減につながります。
9割はかなり大きいですよね。
きれいに分解されているからなのか、ニオイもぜんぜん気になりません。
お店の工夫を知っていただけてうれしいです。
いろいろとご紹介してしまいましたが、こんなところで大丈夫でしょうか?
聞けば聞くほど、食べ物を無駄にしなかったり、ごみを減らすための取り組みがたくさんありましたね!
店長、今日はありがとうございました!
食品の「もったいない」を減らす理由
画像引用:ロスゼロ「令和3年度食品ロス量の内訳と詳細」https://losszero.jp/blogs/column/news_809
お店の中で、さまざまな工夫を行っていたコープさっぽろ。でも、一体どうしてこんなことをしているのでしょうか?その背景についても調べてみました。
まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことを、「フードロス」と言います。日本で年間に出るフードロスの量は500万トン以上。これは国民ひとりあたりで換算すると、お茶碗一杯分のごはんを毎日捨てている計算になるそうです。そして意外なことに、その約半分は家庭から出ています。
大量に食品が廃棄されていることはただ「もったいない」というだけでなく、世界中で満遍なく食が行き渡らなくなることや、環境負荷の原因にもなっていきます。
だからこそ、こうした食品のロスが減らせるような工夫を、コープさっぽろは行っているのですね。
量について考えてみる
アンケートによると、家庭で食品を廃棄してしまう主な原因は、「消費期限内に食べきれなかった」「購入後に存在を忘れてしまった」という理由だそうです。
私もよくやってしまいますが、ついつい「安売り」や「まとめて買うとお得」といった言葉に目移りして、多く買いすぎてしまうことってありますよね。
こうした買いすぎや作りすぎを防ぐためには、足りない分だけ、必要な分だけを購入するという意識が大切なのかもしれません。これを心がけると、お家にある食品の管理もしやすくなっていきそうです。
食品を捨ててしまうのがもったいない!のはもちろんですが、フードロスの見直しは、お財布にとってもやさしい取り組み。この機会に、食品を買う時の「量」について私も考えていきたいなと思いました。
〈関連リンク〉
▼「フードロス対策部長」はひつじさん!? コープさっぽろエコツアーを開催しました!
https://coopcycle.sapporo.coop/media/food/food_3669/
▼コープさっぽろ 暮らしお役立ち情報 「食品ロス」について
https://www.coopsapporo-cs.jp/premium_service/detail/949
▼コープさっぽろそうえん店 店舗情報
https://www.sapporo.coop/shop/detail.html?no=116
北海道で生きることを誇りと喜びに
コープさっぽろの取り組みは、組合員さんのご利用や参加によって「北海道の暮らしを豊かにすること」につながっています。取り組みは組合員さんならどなたでも参加でき、日常を通して気軽に参加できるものもあります。コープサイクルでたくさんご紹介していきますので、ぜひその他の記事もご覧ください。