みなさんはバス見学に参加したことはありますか?友達や家族と一緒に現地のおいしいものを食べたり施設を見学したりと、バス見学にはさまざまな魅力がありますよね!
実は、コープさっぽろの組合員活動の一つに、「産直交流会」というバス見学があります。
組合員活動とはコープさっぽろの組合員さんが主体となって行っている活動のこと。組合員になることで、産直交流会などさまざまな活動に参加できるんです。
今回は、コープさっぽろ組合員活動委員会 南空知・石狩B地区で開催された「びらとり産直交流バス見学」に1日密着してきましたよ!
コープさっぽろの組合員活動「産直交流会」ってなに?
コープさっぽろの組合員活動の一つである産直交流会。どんな活動なのか、組合員理事の庄司さんにお話を聞きました。
庄司 智美(しょうじ・ともみ)さん
生活協同組合コープさっぽろ
理事 組合員活動委員会
南空知・石狩B地区委員長
庄司 智美(しょうじ・ともみ)さん
生活協同組合コープさっぽろ
理事 組合員活動委員会
南空知・石狩B地区委員長
札幌市出身、江別市在住。
江別エリアのエリア委員長などを経て、現在は南空知・石狩B地区委員長に。
―――産直交流会とはどのような活動ですか?
コープさっぽろでは独自基準をクリアした商品を「コープ産直」と認定しています。さまざまな安全基準に加えて、生産情報がしっかりとわかること、そして組合員と活発な交流がある生産者さんが生産された生鮮食品だけが認定される、安全・安心な「食」の目印です。
産直交流会は「コープ産直」商品がどのように生産され私たちのもとに届くのかを実際に見て知るとともに、生産者さんとさらなる交流を深める大切な機会となっています。
産直交流会開催のお知らせは地区委員会で発行しているフリーペーパー「地区ニュース」に掲載し、宅配トドックでお届けしたり、コープさっぽろの店舗に掲示したりして、参加者を募っています。
コープさっぽろではさまざまな組合員活動を行っているので、産直交流会の参加を通して、「コープさっぽろってこんなこともやっているんだ!」と知ってもらえたらうれしいです。
―――今回は平取町で開催されるんですね!
はい、今年の南空知・石狩B地区の産直交流会では平取町に伺い、「びらとりトマト」や「びらとり和牛」の生産者さんを訪れます。コープさっぽろでトマトや和牛を購入するときに、「これはあの時の!」と産直交流会のことやそこで学んだ知識を思い出してもらえたら、もっと日々の買い物や食事が楽しくなると思うので、ぜひ組合員さんに楽しい1日を過ごしていただきたいと思っています。
南空知・石狩B地区委員会の企画会議に潜入
産直交流会は地区委員会のみなさんが集まって、企画を決めるところからはじまります。どんなことを話し合っているのか気になる〜!ということで、企画会議におじゃましてきました。
会議では、当日のスケジュールや集合場所、予算などについて細かく決めていきます。バス見学ってちょっとお高いイメージがありませんか?でも、心配ご無用!コープさっぽろの産直交流会は組合員さんにリーズナブルな金額で1日楽しんでもらえるよう、さまざまな工夫や企画をしているんです。ここは、地区委員会のみなさんのうでの見せどころ!
「ここのランチおいしそう!」「地元の食材をお買物できるところにも寄りたいよね」など、組合員さんが楽しんでもらえるよう、さまざまな企画を練っていましたよ。
「産直交流会」の様子をご紹介!
9月に開催された「びらとり産直交流バス見学」に、コープサイクル編集部も同行させていただき、目一杯楽しんで…ではなく、取材してきました。それでは、産直交流会にLet’s go〜!
集合!
今回は南空知のさまざまな地区にお住まいの組合員さんが参加されることもあり、みなさんが集まりやすいよう、集合場所は「コープさっぽろ岩見沢南店」「コープさっぽろ野幌店」「北広島駅」の3カ所を用意。それぞれの場所でオレンジのビブスを着た地区委員が参加者のみなさんのお出迎えをしていました。
大きなバスが到着!なんと今回は40人以上の組合員さんが参加したのだそう。バスの中は、みなさんの笑い声や話し声で溢れていました。
もっと組合員さんに楽しんでもらえるよう、バスの中ではクイズ大会を開催。正解者には景品がプレゼントされ、バスの中は大盛り上がり!最後は全員に参加賞のプレゼントもありましたよ。
トマトの収穫体験
まずは、びらとりトマトを育てるトマト農場へ。農家さんに案内していただいてトマトを育てているハウスに向かい、収穫体験を行います。
ハウスの中にはたくさんのトマトが!
トマトのいい香りが、ハウス内にただよっています。私たちがスーパーなどの店舗で見るトマトは真っ赤な状態ですが、びらとりトマトは緑色のうちに収穫するのだそう。緑色の状態で収穫したトマトが私たちのもとに運ばれるまでに、だんだんと熟して真っ赤なトマトになるんですね!
トマト農場でトマトを収穫することは、なかなかないとても貴重な体験。「大きいのが採れたね〜!」と収穫したトマトを見せ合いながら、みなさん楽しそうに過ごしていました。
「JAびらとり トマト選果場」を見学
続いて、トマト農場からすぐの場所にある、「JAびらとり トマト選果場」へ。びらとりトマトはこの選果場で生産者さん別に選別し、日本中に出荷されています。多い日では1日32,000ケース分のトマトを選果しているんですって。
選果場の内部を、JAびらとりの新田さんに案内していただきました。ふだんは入ることができない選果場の中を見学できるなんて、わくわくします!
まずは機械で大きさや重さ、形を選果します。でも、ひび割れや汚れなどは機械ではなかなか判断できないらしく、最後は人がトマトのヘタの状態や傷などを一つひとつ見て選別していました。
機械や人の目で選別されたトマトは、人の手によって1つずつ箱に詰められます。甘みに富んだびらとりトマトは「ニシパの恋人」という名称でブランド化し、ジュースやトマトピューレなどの加工品とにもなっていますよ。
箱詰めされたトマトを予冷庫に保管する様子も見せていただきました。フォークリフトで華麗に運ぶプロの技に、組合員さんはみな拍手喝采!ここに保管されたトマトは翌朝には出荷され、スーパーなどの店頭に並びます。こうやって、私たち消費者のもとに届いているんですね。
「びらとり温泉ゆから」でランチ
次はいよいよ、お待ちかねのランチタイム。平取町の「びらとり温泉ゆから」内にあるレストランでは、びらとり和牛やびらとりトマトなどの地元食材をふんだんに使った料理を楽しめます。
ランチの前にはJAびらとりの代表理事専務・福本さんのお話も聞くことができましたよ!
今回の産直交流会では、「びらとり和牛ステーキ丼」「びらとり黒豚ステーキ丼」「ハンバーグステーキ定食」から好きなメニューを選ぶスタイル。ちなみに私は「びらとり和牛ステーキ丼」をいただいたのですが、やわらかな肉質にびっくり。組合員さんも「お肉がやわらかい!」と、そのおいしさに驚いていましたよ!地元食材をたっぷり使った料理に、お腹も心も満たされました。
レストランの横には、びらとり和牛などを販売しているショップもあり、みなさんお買物も楽しんでいました。
「平取町畜産公社」の町営牧場を見学
次に訪れたのは、平取町畜産公社が管理するびらとり和牛の町営牧場です。こちらで育ったびらとり和牛は、農場から出荷されると加工場で箱詰めされて、中間流通の北海道プリマハムで大切に保管。そして、コープさっぽろの生鮮センターに送られ、その後各店舗や宅配トドックを通して組合員さんのもとに届いています。今回は中間流通を担う北海道プリマハムの方も同行してくださいましたよ。
平取町役場の中島さんに、肥育牛舎を案内していただきました。ここでは現在100頭のびらとり和牛を肥育しています。
驚いたのは、どの牛も人間に興味があり、顔を寄せてくること(思わず触りたくなりますが、触るのはNGです)。これは、愛情を持って育てられている証拠なのだそう。
牛たちに優しく話しかける組合員さん。
最後は牛舎の前で、みんなで記念撮影♪
「JAびらとり 農産物直売所」でお買物
最後は「JAびらとり 農産物直売所」でお買物タイム。こちらでは平取町の採れたて野菜や加工品など、さまざまな農産物を揃えています。
先ほど選果場で見たばかりのびらとりトマトや、そのトマトを使った人気商品「ニシパの恋人トマトジュース」などもありましたよ!
ご当地ドリンク「ヨーグルッペ」も!
その土地ならではの食材を買えるのも、旅の楽しみの一つ。産直交流会で平取町の農産物のことを学んだことで、食材の魅力をさらに知った組合員のみなさん。楽しいお買物タイムを過ごされていました。
組合員さんのたくさんの笑顔であふれた一日
産直交流会はどれも個人ではなかなか見学したり話を聞いたりすることができない貴重な体験ばかりで、とても充実した一日となりました。どの場面でも組合員さんの楽しそうな笑顔が印象的で、これも地区委員会のみなさんが長い時間をかけて組合員さんが楽しんでくれようにと企画・運営してくれたからこそ。
帰り際に「また来年もやってね」と話している組合員さんの笑顔からも、今回の産直交流会が組合員さんにとって思い出に残る一日となったのだと感じました。
組合員活動委員会では産直交流会などさまざまな交流会を企画・開催しています。ぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。
〈関連リンク〉
▼「組合員活動」ってなんですか?「平和スタディツアー」と「コープ会」に参加してみた!
https://coopcycle.sapporo.coop/media/planning/planning_5984/
▼コープさっぽろ 組合員活動
https://www.sapporo.coop/event-activity/member/
▼2023年組合員活動部 活動レポート
https://drive.google.com/file/d/1zX2gIo37AuTCvFen_YswOlnGO-z4t4aO/view?_gl=1*modw3k*_gcl_au*MTkzNzgwNDQwNS4xNzI2ODEwNjYy
北海道で生きることを誇りと喜びに
コープさっぽろの取り組みは、組合員さんのご利用や参加によって「北海道の暮らしを豊かにすること」につながっています。取り組みは組合員さんならどなたでも参加でき、日常を通して気軽に参加できるものもあります。コープサイクルでたくさんご紹介していきますので、ぜひその他の記事もご覧ください。