▼ 目次

うれしい毎日のヒントにつながるコラム「カイモノのセンタク」の第2弾!
“買い物をするときの選び方を意識するだけで、SDGsにつながる行動に!”をテーマに、ちょっとした心がけにつながる気づきをご提供していきます。

突然ですが、商品のことをよく知ってから選ぶと、もっとおいしく感じられたり、愛着が湧いたりしたことってありませんか? 小さな違いかも知れませんが、それも買い物の満足度や、毎日の幸福度を高めてくれるポイントの一つですよね。
そんなことを考えながら、コープさっぽろ二十四軒店へとやってきた私たち。今回はお店の中を深掘りしていき、商品やお店の裏側を知る楽しさをお伝えできたらと思います!

そしてお店を深掘りするために、頼れる味方が同行してくれました。コープさっぽろの大ファンだという、ラジオパーソナリティの後藤朋子(ごとうともこ)さん! ※以下「ごとうさん」と記載します。
普段からよくコープさっぽろを利用しているごとうさんと一緒に、店内ツアーのスタートです!

店舗情報

コープさっぽろ二十四軒店

コープさっぽろ二十四軒店

・住所/札幌市西区二十四軒3条1丁目2-30
・営業時間/9:00~21:45
・電話番号/011-612-0931

▼地図やテナント情報などはこちらをご覧ください。
https://www.sapporo.coop/shop/detail.html?no=110

プロフィール

後藤朋子(ごとう・ともこ)さん

ラジオパーソナリティ

後藤朋子(ごとう・ともこ)さん

ラジオパーソナリティ

十勝生まれ、十勝と札幌育ちのラジオパーソナリティ。FM NORTH WAVE/JAGAで毎週土曜に「Feel TOKACHI」を放送中。店舗や宅配トドックなどを頻繁に利用し、自身の番組内でも商品などについて取り上げているコープさっぽろLOVER。

▼Feel TOKACHIの番組ページはこちら。
https://www.fmnorth.co.jp/tokachi/
https://www.jaga.fm/pg_list.php?id=37

コープさっぽろ二十四軒店にやってきた!

コープさっぽろ二十四軒店は、札幌市内のお店の中でも利用者数がとても多い店舗だそうです。まずはお店について教えていただくために、岡安店長にお話をうかがいました!

岡安店長:この二十四軒店は、オープンしてから7年目の店舗です。
札幌市内の中でも売上や客数の多い店舗で、特に子育て世代の方がたくさんいらっしゃいます。私もこれまで色々な店舗をまわってきましたが、ここまで小さな子が多いのははじめてですね。
いろいろな世代の方が利用することもあり、売り場や品揃えなども充実している店舗です。みなさんに喜んでもらうために様々な工夫をしているので、ぜひ店内を探してみてください!

他の店舗と比べても充実しているということで、チェックしがいがありそうです!
そしてお店の中を回る上で、コープさっぽろ広報部部長の緒方さんに案内していただきました。一つひとつのコーナーで立ち止まりながら、売り場や商品のことをたくさん教えていただきましたよ。
その中で見つかった、10個の「発見」をご紹介していきます!

発見!コープさっぽろの「思いやり」

発見①:見やすいショッピングカート

売り場へと向かう前に、早速見つけてしまった一つ目の発見!
それは買いものをする際に最初に手にする「ショッピングカート」にありました。
実はこの1台1台に「ルーペ」が付いていて、商品の原材料や成分表示を拡大して見られるようになっていました。たしかに商品によっては、文字が小さく読みづらいものもありますよね。
商品にこだわっているからこそ、隅々まで見てほしい!というコープさっぽろの思いが感じられる発見です。

発見②:青果コーナーの高さ

二十四軒店に入って、最初にあるのが青果コーナーです。
何気なく買いものしていると見逃してしまいますが、写真を見て気がつくことはありませんか…?
実は野菜の陳列台が、腰の高さよりもさらに低く設けられています。これは一つ一つを比べて見やすくするための工夫。今では多くの店舗で見られるようになりましたが、コープさっぽろでは二十四軒店から始まったのだそう。

さらに、お店の奥まで目線を遮るものがないので、店内が広くゆとりを持って感じられます!圧迫感を感じさせず、気持ちよく買いものができるようにという工夫でもあるのですね。

発見③:調味料コーナーにお酒?

どのご家庭にもある「みりん」。実は2つの売り場に分かれて置かれてしまうことをご存知でしょうか?
そもそもみりんには「本みりん」と「みりん風調味料」の2種類があり、「本みりん」にはアルコールが多く含まれています。そのためお酒コーナーと調味料コーナーに売り場が分かれて並べられることが多いのです!でもそれを知らない方は、欲しい商品を探しづらいですよね。
そこでコープさっぽろではどちらも調味料コーナーにまとめて陳列。アルコール度数の高い本みりんには「これはお酒です」とわかりやすい表示をつけて、一緒に並べることにしています。
さりげない配慮ですが、商品を探す側からするとうれしい工夫ですよね。

発見!コープさっぽろの「情熱」

発見④:「成分無調整」の牛乳

今では当たり前となっている「成分無調整」の牛乳。生乳から脂肪分や水分を取り除いたりなどの手を加えていないものを言います。
実はこれ、全国ではじめて開発・販売したのがコープさっぽろなんです!なんとか組合員さんに生乳そのままのおいしさを届けたい!と1970年から全道で販売を開始。当時の牛乳は180ccのビンで宅配、乳脂肪分3.0%調整乳が主流だったこともあって、画期的な商品だったそう。
今では低脂肪・無脂肪や成分無調整など様々な種類から選ぶことができますが、その一歩に貢献したのがコープさっぽろの商品開発なのです。

発見⑤:夏にも焼き芋!

「い〜しや〜きいも〜♪」でおなじみの焼き芋屋さん。あの車を追いかけなくても、おいしい焼き芋が食べられてしまうのがコープさっぽろです!多い店舗では10種類以上が並び、自分好みなお芋を選ぶことができます。
ところで焼き芋って寒い季節のものというイメージはありませんか?実はコープさっぽろの店舗でも、もともと冬季限定の販売だったのですが、組合員さんからの無くさないでほしい!という声に応えて、通年で販売されることになったのです。
そのため、現在ではどの季節にお店に行っても、あま〜い焼き芋の匂いがただよっているのです!

発見⑥:手に取りやすいサイズ

コープさっぽろでは食事や料理を楽しむ方のために、幅広い商品をラインナップしています。「幅広い」というと種類の多さをイメージしますが、商品のサイズにも工夫がありました。
社会の変化とともに、ご家庭の食生活も変わってきていますよね。家族の人数が減ったり、共働きで調理に時間の取れない世帯が増えたり。そんな中で、大きなサイズのものや調理に手間のかかる商品は、手に取りづらいという声も増えてきました。
そこで水産コーナーでは「サラダわかめ」として茹でた状態のワカメを販売。さらに大人ひとりが食べ切れるサイズでパック詰めすることで、手にとっていただきやすい工夫をしています。
どんな方でも食事の楽しさを感じてほしい!という熱い思いが、様々なところに詰まっているのです。

発見!コープさっぽろの「やってみよう精神」

発見⑦:スイカのパン!?

夏にぴったり!なスイカの見た目をしたパン。その名もスイカパン!このユニークな商品、実はコープさっぽろの広報紙「Cho-co-tto ちょこっと」の企画として誕生したものです。
(参考:広報紙Cho-co-tto2021年8月号
表紙に登場したパンですが、かわいい見た目に店頭でも販売したら面白いのでは?という声が上がりました。そこから「やってみよう!」と店舗販売用の開発が進むことに。誌面上のみでの予定でしたが、今では毎年人気の“夏の定番商品”となりました。

発見⑧:生乳を味わう飲むヨーグルト

コープさっぽろのなるほど商品(オリジナル商品)の一つである、飲むヨーグルト。手に取ったことのある方も多いのではないでしょうか?正式名称は「道産生乳とてんさい糖だけの飲むヨーグルト」と言います。その名のとおり、原料は生乳とてんさい糖のみ。
脱脂粉乳を使わずに生乳のみにこだわった飲むヨーグルトが作れないかという構想から、開発が始まったそう。引き受けてもらえる工場を探すところからスタートし、販売までにかかったのはなんと2年3ヵ月
組合員さんのためになんとかやってみよう!とトライする精神が生んだ、独自の商品です。混じり気のない味わいなので、ゴクゴク飲めてしまいます。

発見⑨:「究極」の豆腐!

こちらもコープさっぽろのオリジナル商品、「究極至高の濃厚豆腐」。なんと自信たっぷりなネーミングでしょうか。
実はこの商品の開発は、「びっくりするほどおいしい豆腐サラダを作りたい!」というアイデアから始まりました。2020年からコープさっぽろでは、店舗で扱う素材を店内で調理して、できたての惣菜を販売する「大惣菜化プロジェクト」をスタート。その中心商品の一つとして作られたのが、豆腐サラダなのです。
この豆腐は北海道産の大豆を使い、コープさっぽろの食品工場で製造されています。そのヒミツは、通常より大豆を細かく粉砕し、薄皮の部分を除いて使用する製法。食べてみると、たしかにその濃厚な味に驚かされます。

きっかけは「組合員さんの声」

発見⑩:組合員さんの声がすぐに届く

組合員さんとのやり取りが掲示されているコーナー

ここまで様々な発見をご紹介しましたが、その裏に共通してあるのは「組合員さんのために」という思い。全道から集まる声に、なんとか応えようとコープさっぽろは様々な取り組みを行っているのでした。そういった声はどのように集まってくるのか?そのヒミツもお店の中にありました。
実はコープさっぽろの店舗には、直接組合員さんが声を届けられるコーナーがあります。方法は置いてある用紙に意見を記入して、箱の中に投函するだけ。そうするとお店の方が確認して、その声にコメントを返してくれます。

こちらが記入する用紙です

これまでには「アメリカンドッグが食べたい」という組合員さんの声から、実際に販売が始まったこともあるらしく、それくらい気軽に意見を書いてもいいのだそうです。今後はみなさんの声から、コープさっぽろの新しい取り組みが始まっていくかも?

店内ツアーを終えて

コープさっぽろ二十四軒店をグルっと深掘りしながら回ることで、お店にはたくさんの工夫が詰まっていることが分かりました!10の発見をお伝えしてきましたが、これでもまだまだ一部のようです。
商品の一つ一つや、お店の中を詳しく見たことで、もっと知りたい!という思いが私たちもさらに強まる結果になりました。こんな風に「選ぶ楽しさ」を、みなさんにも知っていただけたらうれしいなと思います。

店内ツアーの模様はラジオでも放送!

今回コープさっぽろ二十四軒店をまわった模様は、後藤さんが出演しているラジオ番組でも放送予定!次回の放送日時は以下のとおりです。

2023年8月26日(土)「FeelTOKACHI」内
FM North wave  8:00-9:00
FM JAGA 16:00-17:00

※放送後にコープサイクルでもトークを公開しますので、お楽しみに!
※以降も毎週土曜に番組は放送予定。

〈関連リンク〉
▼カイモノのセンタク〜vol.1 「ご近所やさい」編〜生産者の顔が見える新鮮野菜!
https://coopcycle.sapporo.coop/media/food/food_3256/
▼「なるほど商品」ってなんですか?コープさっぽろのオリジナル商品について聞いてみた(前編)
https://coopcycle.sapporo.coop/media/food/food_1831/
▼後藤朋子さんプロフィール(FM NORTH WAVE)
https://www.fmnorth.co.jp/dj/146/

北海道で生きることを誇りと喜びに

コープさっぽろの取り組みは、組合員さんのご利用や参加によって「北海道の暮らしを豊かにすること」につながっています。取り組みは組合員さんならどなたでも参加でき、日常を通して気軽に参加できるものもあります。コープサイクルでたくさんご紹介していきますので、ぜひその他の記事もご覧ください。

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